カレー
高校生の吹奏楽部の合宿で、顧問の先生(故人、Tp奏者)に指導されて作ったカレーが忘れられず、かすかな記憶を頼りに再現に取り組んだ
記憶にあるのは、いくつかのスパイスの名前、鮮烈な味とその眺め、大量の玉ねぎのスライスと延々とそれを炒めたこと、チキンカレーで大層辛口だったこと、こってりでなく、かなりサラサラしたスープ的スパイスカレーだったこと(当時はそんな言葉なかったけどね)
本を調べること10冊以上、カレーの名店のブログやらその他の記事で見るカレーの写真とその店の特徴、調べること数週間を費やし、「この本のこの写真のが、わりと似ているな」というところにたどり着き、記憶をたよりに、若干配合を自分流にアレンジ 今度はスパイス屋さんを検索 あっちの国の大使館のすぐ近くにあるスパイス屋さんを見つけ、ここなら本物が揃うだろうと目星をつけ、そこへ出かけて行き、
(ホールスパイス)
シナモン、カルダモン、クローブ、クミンシード、ベイリーフ
(パウダースパイス)
コリアンダー、ターメリック
本当はカイエンヌペッパーなのだが、うちの子供達にはまだ無理そうなので、お店で相談してパプリカパウダーに置き換え
(その他)
ココナツミルク(パウダー)、ギー、チャパティ
を購入
鶏肉は、妻が仕入先で、骨つきぶつ切りを仕入れてくれた
試作1回目 家族にも好評
試作2回目 肉を手羽元に変えたのと、ココナッツミルクが少なくなったが若干の変化
以上2回の結果を踏まえ、かねてからやりたかったカイエンヌペッパー(チリパウダー)投入を決定 再びスパイス屋さんに行き、チリパウダーと、ココナッツミルク(1kg入り)を購入、肉は、骨つきぶつ切りに戻し、量を増やした
バプリカを全量チリペッパーにするとからすぎて僕以外食べられないだろうから、小さじ2杯のバプリカを1.5杯にし、0.5杯のチリパウダーとする
うーん、やはりチリパウダーの威力は絶大、香りもさらに魅力的だし、色合いも記憶にある、ある色合いが出現
やったー 成功だ!!
娘は「ちょっと辛い」とか言いながら食べてくれ、妻、息子もおいしい、と食べてくれ、僕も、自分で作っておいてなんだが、美味しくできたと思う
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作り方(ご参考までに)
大鍋にギーを入れ、ホールスバイス(カルダモンを軽くつぶしたもの、クミンシード、クローブ、シナモン)を炒める
玉ねぎスライス投入し、ひたすら炒める
ニンニクを絞ったものと生姜おろし(しるこみ)を投入し、炒める
トマト(ホール)投入、引き続き炒めて水分を飛ばす
少し火を弱くしてプレーンヨーグルトを加えて加熱
パウダースパイス(コリアンダー、ターメリック、パプリカ、チリパウダー)を加えて加熱
(ここで一段落してストックすることも可能)
あらかじめ塩をしておいた鶏肉を投入し、表面に軽く火が通るまで炒める
熱湯を加え、ベイリーフを入れて、煮る
十分火が通ったら、ココナッツミルクを入れて、さらに加熱
出来上がり