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「雄大積雲」【鎌倉ぐらし/日々雑感】

きっかけは 「コロナ断捨離」中に出てきた1冊のノート。
上京前、21歳のときに書いた人生の設計図。

その日は苦笑いしながら「捨てるモノ」箱に放り投げたけれど、ずっと心に引っかかっていた。

“40代で鎌倉ぐらし”

あれから4年。
全然、20代の頃に思い描いた自分ではなかったけれど、ある日、ふと思いついた。
(今じゃないか?)

これまで、どうしても迷ったときは「やらぬ後悔より、やって後悔」で「やる」ことを心がけてきた。
(迷ったときは一歩前へ)

“思いつきと思いきり”

令和6年(2024)7月、諸々の態勢を立て直すべく、東京から鎌倉へ引っ越した。

“鎌倉ぐらし”の記録として、SNSに投稿した【日々の雑感】をnoteに残していく。

鎌倉ぐらし/日々雑感

「雄大積雲」(雄大雲)

2024.08.07

雲の話。

「積雲」が発達して、規模が大きくなったものを「雄大積雲(雄大雲)」という。

万葉の歌人たちは、この雲を「立てる白雲」、時代が下って、江戸時代の歌人たちは「雲の峰」などと詠んだ。

現在、一般的に使われる「入道雲」は「雄大積雲」の俗称で、夏の強い日差しを受けて発生する激しい上昇気流により雄大な「積雲」へと成長していくさまが、大男の立ちはだかる姿に似ているところから名づけられたのだろう、といわれている(諸説あり)。

同じように、北関東では「坂東太郎」、京阪では「丹波太郎」、九州では「筑紫二郎」、四国では「四国三郎」など、各地方によって「○○太郎(二郎・三郎)」と擬人化して呼ばれてきた。

これらも、数多ある日本の擬人化文化の1つといえる。

余談ながら、アニメ映画『時をかける少女』や『サマーウォーズ』などを手掛ける細田守監督の作品には、必ず「入道雲」が登場する。

その理由について、細田監督は「主人公や登場人物の成長の象徴として描いている」と語っていた。

「入道雲というのは小さな雲がもくもくとだんだん立派に成長していく。映画のほうも主人公がささやかな一歩かもしれないけれどちょっと成長するとか、前に進むとか、そういうことを入道雲が大きくなっていくさまにいつも象徴的に託しているようなところがあります」
(2015年9月臨時増刊号『ユリイカ 総特集=細田守の世界』)

令和6年(2024)8月31日のFacebookより
2024.08.07
2024.08.09
2024.08.20
2024.08.20
2024.08.25
2024.08.25


【見出し画像の撮影日】
令和6年(2024)8月25日

以上

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水谷俊樹
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