社労士合格者が宅建士にチャレンジしたこと
少し前のことになりますが、社労士の受験経験を活かし、宅建士試験にチャレンジしたことについてお伝えします。
どちらも法律系の試験なので学習の進め方については、共通するところも多かったです。
私の場合、社労士は7回目の受験で、宅建士は1回目の受験で合格できました。
社労士試験合格後の経緯
・2012年(平成24年)社会保険労務士試験合格
・2013年(平成25年)社会保険労務士事務指定講習修了(社会保険労務士登録に際し実務経験がない場合に受講が必要な講習を受講)
・2014年(平成26年)社会保険労務士登録(開業登録でも勤務登録でもないその他登録で、社労士会入会)
・2017年(平成29年)社会保険労務士登録を返上(社労士会退会)
・2017年(平成29年)宅地建物取引士試験合格
・2018年(平成30年)宅地建物取引士実務講習修了
・2022年(令和4年)社会保険労務士開業登録
上記のような経緯で、自分でいうのもナンですがほとんど迷走状態ですネ(笑)
将来の明確な目標が定まらず、そのときどきでいろいろ悩んで迷って選択した結果ですが・・・
宅建士試験にチャレンジ
2017年3月頃、以前から興味のあった宅地建物取引士の資格にチャレンジしようと思い立ちました。
資格マニアになったの?と言われそうですが、キッカケは、住所地の自治体が発行する広報誌に、宅地建物取引士の資格講座の案内が掲載されていたのを目 にしたことです。
社労士と宅建士って特に関連のある資格ではないと思いますが、当時私は50代半ばにさしかかり、あらためて目標を立て、もう少し脳ミソを使おうと思ったりもしました。
それと私の性格も影響していると思います。その特長は、未知のことについて知りたがり屋であることです。
私は学ぶことが好きなのです。私が最も関心を持つテーマは、私の他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、いつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。
ビジネスならば結果が求められますが、私にとっては、内容や結果よりもプロセスこそが刺激的なのです。だから社労士試験を7回も受け続けられたのだと思います。
参考(講座の講師と教材)
さて、宅建士資格講座のことですが、住所地の自治体が主催で、講義は週1回(毎週水曜日)19時から21時30分、期間は4月から9月までの半年間、講座料金は45,000円(教材代20,000円含む)でした。
一般の資格スクールに通学するよりは少し安かったと思います。
教材はテキストが3冊、過去問題集が3冊でした。
個人的な感覚ですが、試験対策として憶える量は社労士試験の4分の1くらいで済んだと思います。
講義では、講師から憶えるべき重要ポイントの指摘があり、メリハリがついていてわかりやすかったです。
2017年(平成29年)10月の本試験直前1か月間は、社労士試験の経験にならい過去問を徹底して解きました。
本試験と同じように時間を計り、過去問5年分を5~6回ほど回しました。
社労士受験の時と同じように、ひっかけ問題を見抜けるくらいまで学習しました。
参考までに今回の講座を担当された講師は、LEC東京リーガルマインドの宅建士講座の先生でした。
教材もLEC東京リーガルマインドの「出る順宅建士合格テキスト」3冊(①権利関係 ②宅建業法 ③法令上の制限・税・その他)と「出る順宅建士ウォーク問過去問題集」3冊(①権利関係 ②宅建業法 ③法令上の制限・税・その他)でした。
混同しやすい論点や数字など、比較して覚えたほうが知識を整理できる箇所は、自分なりにノートにまとめました。しかし、それ以外はテキストの余白に書き込みをしました。
そして、過去問演習などで間違えた論点については、テキストに立ち戻って確認するようにしていました。
私の宅建士試験結果(2017年)
・権利関係 5点(14問中5問正解)
・法令上の制限 6点(8問中6問正解)
・税金/価格評定 2点(3問中2問正解)
・宅建業法 18点(20問中18問正解)
・諸法令/統計等 4点(5問中4問正解)
合計得点35点で合格(当年度合格基準点35点)
おわりに
合格当時54歳、1回目の受験で合格を果たすことができました。
私の場合は、講師の言われた重要ポイント、過去に何度も出題されている論点を中心に、とにかく自分の手を動かしてノートに書くという方法で、記憶を定着させました。
年齢のせいにはしませんが、書いて憶えて忘れ、また書いて憶えて忘れの繰り返しでした。
紙に書くことで、半ば強引に脳に記憶を定着させるやり方を取りました。
そして、結果的に満点狙いで学習した宅建業法の得点で、失点が多かった権利関係をカバーすることができました。
合格したから言えることかもしれませんが、宅建業法は、自宅やその周辺の不動産関連のことをイメージしながら、一番興味を持って学習できました。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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