「最高の休息法」にたどりつけなかった

年の瀬で忙しい時期いかがお過ごしでしょうか?体調崩されたりしていませんか?某SNSで疲れがとれないことをぼやいたところフォロワーさんから紹介いただき読んでみました。

読む気になったきっかけは心身の不調からでした。睡眠はとっているのにどうにも疲れが抜けない。様々な考えが絶えず思い浮かび、いつも何かに追われている気がして気が休まらない、「休む」をやろうとしても続かないetc…

そんな状態であったものの「世界のエリートがやっている、脳科学、瞑想…」タイトルだけ見ると正直胡散臭いと思いました(せっかく良書を紹介いただいたのにすみません)。

読後腹落ちした内容をものものすごくざっくりまとめると以下となります

  • DMN(Default Mode Network)がエネルギーを消費し続ける

  • 脳の動きはコントロールできる

  • 効率化、マルチタスクの影響は確かにある

  • 「なにもしない」の練習法

もともと心配性で様々なことが気になりやすかったり、一つのことが気になりだすと関連することがどんどん思い浮かんで来てしまいます。それらを解決しないと気がすまない性格であることは自覚していました。そういったことが意識、無意識とわず脳を働かせDMNが動き続け疲れていた、脳によって疲労感を感じさせられていたように思います。
また、また所属企業の事業性質上複数の事柄を考えることの多い環境です。加えて家庭の状況もあったのかもしれません。
一言で言うなら「気の休まらない日々」というものでした。

それらへの対処、切り替えの方法を持っていなかったのだと思います。

書籍の中では「疲労」を感じるメカニズムやそれらをコントロールする方法、ON/OFF切り替えなどを紹介してくれています。各種休息法や効果についてもありました。

目を閉じ深呼吸をしながら体の隅々まで意識をしてみる(以下、書籍の内容とは違うという意味でカッコ付きで「瞑想」と呼びます)。自分の状況を感じ取ってみる。呼吸の深さ、呼吸ごとの各部位の感触、その際に感じる快・不快の感覚など。
仮にそこで思い浮かぶものがあっても一旦それはおいておく。行っている深呼吸と心身の把握に集中する。そうすることでOFFモードに切り替える。

基礎的なことなのかもしれませんが、個人的にはこの「瞑想」が一番しっくり感じられなお且つ効果がありました。少しずつですが気持ちが安定し、自分のコンディションを把握しやすくなったと思います。自室や入浴中、就寝前の布団の中でもできるので非常にやりやすかったです。

ただ一つ大きな問題がありました。「瞑想」のため目を閉じ自身のコンディションを把握しようと深呼吸をしていると早々に寝落ちしてしまうのです。10まで数えられれば良い方でそれ以前に寝てしまうことも最初はありました。
「寝床に入ったあと体勢を整える記憶もなく眠りに落ちるのは”就寝”ではなく”気絶”とほぼ同義である」という記事を読んだことがあります。
脳疲労もあったのかもしれませんが、そもそも肉体的疲労が酷かったようです。
「瞑想」に慣れてくると30秒程度でも疲労を感じ取れるようになり休憩の目安とすることもできるようになりました。「瞑想」すらできない程疲れているのは相当ヤバいという判断材料にもなります。

「集中力を高める」ための休息法という域には達していませんが、コンディションを把握する、自分をコントロールする方法を見つけることができ大変良かったと思います。

どうにも疲れがとれないと感じている方におすすめの1冊です。


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