
爬虫類脳の秘密 - 本能と生存の力を味方につける
こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。
前回は「脳の三層構造」の全体像についてお話ししました。今回は特に「原始脳(爬虫類脳)」に焦点を当て、この生命維持の中枢が持つ驚くべき力の活用法についてお伝えします。
本能が教えてくれるメッセージの重要性
日々の生活やビジネスの中で、このような経験はありませんか?
数字上は問題ないはずなのに、何か引っかかりを感じる
理論的な説明は難しいが、本能的に危険を察知する
論理では納得していても、一歩が踏み出せない
ふと「これが正解だ」という確信が訪れる
これらは全て、原始脳からのメッセージなのです。
原始脳が持つ4つの驚くべき機能
私たちの生存を支える原始脳には、重要な機能が備わっています。
まず第一に、生命を守る防衛システムです。環境の微細な変化を感知し、潜在的なリスクを早期に発見し、即座に対応を判断します。同時に、呼吸や心拍、体温調節など、生命維持に不可欠な機能も担っています。
第二に、パターン認識システムがあります。過去の経験を基に状況を素早く判断し、直感的な決断を導き出します。
第三に、瞬時の行動制御システムです。危険を察知すると即座に回避行動を取り、本能的な防衛反応を引き起出します。
原始脳の力を最大限に引き出す3つの方法
原始脳の力を活用するために、3つの重要なアプローチがあります。
まず、安全確認の習慣化です。原始脳が安心できる環境を整えることが重要です。作業環境の整備や必要な準備の確認、バックアッププランの用意など、物理的・心理的な安全を確保します。
次に、直感力の強化です。原始脳からのシグナルに敏感になり、身体の感覚や違和感を丁寧に観察し、記録していきます。
そして、段階的な挑戦です。原始脳の許容範囲を少しずつ広げていくことで、より大きな挑戦が可能になります。
実践のための具体的ステップ
第1週目は観察期間とします。身体感覚や直感的な判断を記録し、自分の行動パターンを分析します。
第2週目は小さな実験を行います。安全な環境で直感を信じる機会を作り、その結果を検証します。
第3週目以降は、応用と拡大の期間です。より大きな場面で原始脳の力を活用し、成功体験を積み重ねていきます。
次回は「感情脳の力」について、モチベーションの源となる感情システムの活用法をお伝えします。
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