
感情コントロールの技術:元店長が実践した科学的アプロー
こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。
「感情をコントロールするなんて、そんなの無理だ」
まだ20代の頃の私はそう考えていました。24歳での最年少店長就任、その後の降格、さらには100人規模のチームマネジメント。様々な経験を重ねる中で、感情の波に翻弄され続けてきたのです。
しかし、たくさん失敗する過程で学んだのは、感情は「消し去るもの」でも「抑え込むもの」でもなく、「理解し、活用するもの」だということでした。今日は、その具体的な方法についてお話しします。
感情の3つの役割
感情には重要なシグナル機能があり、私たちに必要な情報を伝えてくれます。また、行動の原動力となるエネルギー機能と、他者との関係を築くコミュニケーション機能も持っています。
私の経験:感情との3つの向き合い方
24歳から26歳の店長時代、私は感情を弱さと捉え、理性だけで判断しようとしました。その結果、パワハラ問題が発生し、部下との関係が悪化。最終的に降格という結果を招きました。
26歳から32歳の再挑戦期では、感情の波に振り回され、過度に感情的な判断を下すようになりました。一時的な成功と失敗を繰り返し、最終的にうつ病を経験しました。
33歳からの現在は、感情を情報として捉え、理性とのバランスを取ることで、安定したパフォーマンスと良好な人間関係を維持できています。
感情コントロールの7つの技術
日々の実践で効果を実感した7つの技術をご紹介します:
認識力の向上:毎日3回、感情と身体の状態をメモし、具体的な感情の名前をつけていく
トリガーの特定:感情日記をつけ、強い感情が起きた時の状況を分析する
クールダウン技術:重要な判断の前には必ず5分間の呼吸法を実践する
リフレーミング技術:「問題」を「機会」と捉え直す訓練を毎日行う
エネルギーマネジメント:毎日の運動と7時間の睡眠を確保する習慣づけ
表現技術の向上:「私は〜と感じる」という表現を意識的に使う
サポート体制の構築:定期的なカウンセリングと経営者コミュニティへの参加
危機的状況での実践方法
即時対応として、その場を離れ、深呼吸を行い、水を飲むことで冷静さを取り戻します。短期的には感情を書き出し、信頼できる人に相談し、運動で発散します。長期的にはパターンを分析し、予防策を実施していきます。
まとめ:感情は味方にできる
感情は敵ではありません。それは私たちに重要なメッセージを伝えてくれる、大切なパートナーです。
次回は、この感情コントロールの技術を活かした「不安・心配への対処法」について、お話ししていきます。
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