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水のみダイエット生活スタート

 結婚をすれば、きっと幸せになれる。そんなことを考えている時期がボクにもありました。
 春の桜が満開の下で永遠の愛を誓うドラマのワンシーンのように、理想的で、完璧な未来が待っていると信じて疑わなかった頃のことです。
ボクは、学生時代から4年間付き合った彼女と結婚。
彼女は、、、、

結婚当初は、 

た「見た目じゃなくて、優しい性格だから選んだんだからね♡」


たまちゃんは、人を外見出なく内面で判断すると言う。まさに聖人!!

 たまちゃんの真の優しさは、ボクが歳をとって老人になっても、愛してくれると言うこと!!これは人生の恒久の幸福を約束されたようなもの。
 神様ありがとう。お父さん、お母さんありがとう。人生いろいろあったけどボクは幸せになります。

そして、今、ボクが直面している現実は・・・

た「おい!!デブ!お前は出会ったときと全然ちげぇじゃねえか?」
た「結婚詐欺なのか?私は痩せてるあなたと結婚したの!!」
た「あんた、出会ったときの体重になるまで食事禁止な!!」

ボ「(゚Д゚)!!!!」
ボ「今日は、いいけど毎日は無理だよ」

た「やってもいないくせに。ブヒブヒうるせぇんだよ」
た「心配しなくても、お前のその脂肪がなくなるまでは死なないよ!!」
た「デブが餓死することはない」
た「自己管理ができてないお前のためにアドバイスしてやってるんのよ」
た「感謝しなさい」
ボ「(;Д;)!!!!」

見た目じゃないは何だったのか?


確かに、ボクは太った。

けど、たまちゃんの方が・・・


ダメだ、ダメだ。
口論で勝利できたとしても、ボクに1ミクロンの利益もなければ、損失しかなさそうだ。勝利しても勝利したとはいえないし、争いの後の平和な未来を想像することができない。

ここで言い返しては、ハイリスクローリターンにもほどがある!!
と、ボクの脳が言っている。

ボクは平和を愛する堅い軍人なんだ。学生時代には最強の兵法も学んだ。

百戦百勝は善の善なる者に非ず  孫子

※ 100回戦って100回勝ことが最善ではない。戦わずして勝つのが最善であると言う意味。

さすが孫子先輩。
ボクは、つい怒りにまかせて、たまちゃんにかみつき、勝者不在の泥沼の戦いに突入するところでした。

素晴らしい教えをありがとうございます。
ボクは道を踏み外さずにすみました。

ここでの、孫子先輩の言う「戦わずして勝つ方法」とは何だろうか?

よくわからないけど、とりあえず、ボクが痩せてたまちゃんに見直してもらえばこれは、皆が幸せになる最善の道ではないのか?

マックのポテトをむさぼるたまちゃんを尻目にボクは、可能な限り食べない
水のみダイエットに挑戦することになった。

ボ「絶対に負けねぇ」ガン○(゚Д゚)○バル


この日からボク(漢)の維持とプライドをかけたダイエットが始まった。

ここで、ダイエットに興味がある人は、結論が気になると思うので先に行っておくと。

マジでやめた方がいいよ!!
特に女性は絶対やっちゃだめだよ!!


当初、ボクのダイエット理論はこうだ!!
① 食事をしない。(水かお茶のみ)
② 運動をする。(毎日5km~10km)
③ 目標体重達成まで続ける。
 これは、太る要素がない、

まさに完璧な作戦だ。

夕食を抜き、空腹のままお茶を飲んで、将来のイケてる自分を想像しながら
掃除、洗濯、洗濯物畳み、風呂掃除、最後にたまちゃんのマッサージを終えて、12時消灯、眠りについた。

○ 1日目
  朝5時起床
  たまちゃんはまだ寝ている。

  たまちゃんを起こさないように、そっと布団
 から脱出して昨夜仕込んだ麦茶をコップ一杯飲
 み干した。

  体が、軽くて調子がいいぞ!!!!
  
  た「うるさい!!!あんたのせいで、目が覚
    めたじゃない」

  ボ「ごめん。もっと冷蔵庫は静かに閉める
    ようにきをつけるよ」
  ボ「たまちゃん。昨日夕食抜いたけど、なん
    か体軽くて調子いいよ」
 
  た「ふん、調子に乗るなブタ。水分が抜けた
    だけだろ」
  た「私は、コーヒーだから、お湯沸かして、
    できたらまた起こして!」
  た「あと、私のコーヒー作る前に、もっかい
    手を洗いなさい。汚いんだから

  ボ「(゚Д゚)!!!!」

  そう言って、寝室に戻っていった。
 
 ボクは、恐る恐る体重計にのった71.0Kg

 ボ「♪(^ω^*)/♪」

ちょっと痩せた♪(多分、水分が抜けただけだけど)

空腹感もないぞ♪

 ボクは、うれしい気持ちのまま、カーテンを開
 け、たまちゃんのためのモーニングコーヒーの
 作成に取りかかった。

ボ「たまちゃん、コーヒーできたよ」

た「ん!じゃぁ、次はパン焼いてバーターとジャム用意したら教えて」

た「あと、もっと静かにやって」

ボ「(゚Д゚)!!!!」

いい加減にしろ!!偉そうに!!

軍人の妻として、わび、さび、慎ましさはないのか!!

と思いつつ。気が付けば

ボ「ごめんね~。ご朝ご飯飯作るからちょっと待っててね~」

と発言していた

情けない。

我ながら、実に情けない(;Д;)

ボクは、タマちゃんの朝食を作ってテーブルにセッティングした後、

ゴミ出しをして仕事に向かった。

男は結婚するとき、女が変わらないことを望む。
女は結婚するとき、男が変わることを望む
お高いに酢坪生することは不可避だ。

     アルバート・アインシュタイン


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