![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/108073568/rectangle_large_type_2_36f936eee4d45afeb09947d28ee994bc.png?width=1200)
#115|「具体抽象トレーニング」は名著だった
note365日連続投稿チャレンジ115日目。昨日から一層気合いが入っていて、朝からゼロ秒思考スタイルのメモ書きを40枚書いた。ここまで極端だと良し悪しは人による気がするが、私はメモ書きを毎日5,60枚くらいしているくらいが調子いいかもしれない。
ひさしぶりに万人にオススメしたい本を見つけた
最近読んでいる「具体抽象トレーニング」が大変な良本だ。
とても売れている本なので、すでに読まれた方も多いと思う。
ここまで、くどいほどに「具体」「抽象」の定義をハッキリさせ、その「使い方」を詳細に書かれた本はないのではないか。(いや。これ系の本は「昔の名著」にありそうではある)
この本では、おそらく誰しもが多少なり無意識的に(≒センスで)やっている、「具体化・抽象化」の思考活動を論理的に説明されているため、自分が「自然にやっている」ことが「実際には」何をやっているのかが自覚できる。
そうして自覚できると、その「動き」を自分が「自然にはできていなかった対象」に対しても応用できるようになる。
すると、意識的な訓練は必要だが、どんな題材に対しても「具体化・抽象化」の行き来を行えるようになる。
それによって特に「問題解決」に対する思考技術は格段にレベルが上がると、実感を伴って期待できる。
たとえば「具体的な問題に対して、そのまま具体的な事例で考えて答えを出す」ことや、「抽象的な問題を、そのまま抽象的な領域で考えて答えること」、これらのやり方ではよい解決案が出る可能性が低い。
おおむね上手い案が出せた時や、それを自分が出せるような分野というのは、無意識でも「具体→抽象→具体」という道筋を経ているのだ。
そのやり方がわかり応用できるようになれば、今までは苦手だった分野にも確度の高い問題解決案を出せるようになる。
本が苦手な両親や地元の友人にもプレゼントしようと思うほどの良本だ。
具体抽象トレーニングを読んだ私の変化
私自身、この本を読み始めてさっそく思考力が上がった実感があるし、実際の変化も見えている。
これまではいつも同じところで思考が止まって「ぐるぐると堂々巡りになる」ような問題に対しても、物事を考え進めらることができるようになった。この爽快感はちょっと説明し難い。
このnoteを始めた100日以上前から「仕事用のブログも作る」と言ってきて全然進められてこなかったが、こちらもさっそく来週には始められそうな状況にもなっている。
まだ「読んでいる」段階でも、この威力。
さらに「具体抽象トレーニング × ゼロ秒思考メモ書き」のコンボは破壊力10Xという感じで、このまま毎日意識して使っていくことでどれだけ思考力が上がるかかなり楽しみだ。(希望的想定は外れると精神的ダメージがあるだけなのでなるべくこの「楽しみさ」は打ち消したいが)
また、この本を読んでの副産物として「数学」を勉強したくもなっていて、こういう熱量は寿命が限られているのでさっそくとりかかろうと思う。
私はほとんど学校に行かなかったので理数系には特に苦手意識があるが、この本から「具体抽象次元を自由に行き来できる気持ちよさ」を感じられ、そして「もしかして数学は楽しいのでは」という気持ちも生まれ、興味が湧いている。(理由は著書の中で数学の魅力に触れる一節があったためだ)
✑35分|1500文字
p.s.
私は「具体抽象トレーニング」の前に「具体と抽象」も読んだ。そのためトレーニング内容を理解しやすくなっているのかもしれないが、個人的な感覚だと読むのは「具体抽象トレーニング」だけでいいのではと思う。
しかしもし、こちらを読んでわからなかった場合は下記の「具体と抽象」も読んで見られるといい。より深めたい場合にも、読んで損はない。