袖振り合うのも多少の縁

この道を断つと想像した瞬間に
あなたと会う理由を見失ってしまう

どこかで繋がっていると信じるけど
時々「そんな人もいたな」と薄桃色の淡い濁りを抱きしめて
二度と会えずに死ぬのかなと
秋の夕日が あなたを差しました

浅いようで濃密なコミュニケーション
互いに意識し合い、異国の地で呼吸が響く

永遠のような一瞬も思い込みで
時間だけ ぽつぽつと経過して
何も残らないとするならば、
想いは 砂粒のような私 の存在を
改めて認識させるだけだ
どこにも届かない想いは
宇宙に飛ばして溶かしてしまいたい


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