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【四国・高知】アクセスの良い沈下橋
こんにちは!
四国のまんなか、高知県本山町の貸し切り民泊「一軒宿さめうら」です! 清流まで徒歩2分&定員8名様&ペット連れ歓迎の民泊をやってます!
皆様は「沈下橋」をご存じでしょうか?
別名「潜り橋」とか「沈み橋」とも言うそうですが、
増水時に文字通り、水に沈む橋です。全国的にあるそうですが、特に高知県に多くて、高知では「沈下橋(ちんかばし)」と呼んでいます。
下の写真は、沈下橋の中で最も有名であろう、四万十川の佐田沈下橋。
ごらんのように、欄干がありません。ガードレールもありません。
道を踏み外したら、即、川。清流・四万十川です。
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なぜ、こんな恐怖な橋になっているかというと、高知県がめっちゃ雨が降って、台風もよく襲来する地域である、ということと関係があります。
雨がふると、川は増水します。水位も、何メートルも上昇します。
そして時には、橋の上まで水が来てしまう。
そういうときに欄干があると、流されてきた木とかがひっかかって、
水圧が増して、橋が壊れてしまうわけです。
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だったら、水に沈んでも大丈夫な橋にすればいいんじゃない?
という発想で、増水時に水に沈む前提の橋を作ったんです。それが沈下橋。
沈下橋は水に沈んでも破壊されないように、欄干がありません。そして、水にあたる部分も丸く作られています。
いかに増水時の水を受け流すかという発想です。
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高知の沈下橋といえば、四万十川にかかる沈下橋が有名ですが、最近では仁淀川の沈下橋も有名になりました。
映画『竜とそばかすの姫』の舞台が高知県の仁淀川で、そこに沈下橋も登場するんですね。
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ということで、沈下橋といえば四万十川、それに加えて最近では仁淀川、という感じなんですが。
実は、私たちの民泊「一軒宿さめうら」のある本山町にも、二カ所の沈下橋があります。「トビイワ沈下橋」と「下津野沈下橋」です。
この二カ所、規模としては四万十には劣るんですが、アクセスが良い。
めっちゃ街中にあります。「トビイワ沈下橋」なんて、本山町役場の裏にあります。車が無くても、バスで来て本山町役場前で降りて、歩いて数分で行けちゃうんです。
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高知観光にいらっしゃる方にお伝えしたいのは、四万十川って遠いんです。高知って広いじゃないですか。その西の端ですから。
いまは高速道路もできて行きやすくはなったけど、それでも「高知市に行ったから、ついでに四万十へ」という距離ではない。
関東の方に分かるように言えば「東京のついでに甲府に行く」というくらいです。そのくらいの距離感です、高知と四万十。
さて、アクセス最良のトビイワ沈下橋に比べて、もう一カ所の「下津野沈下橋」はちょっとアクセスが悪いです。車(とかバイク)がないと無理。
しかしその分、エモいです。周りの田園風景とあいまって、これぞ沈下橋という風情を、かもしだしています。
この二カ所の沈下橋に行くなら、おすすめルートはこんな感じ。
国道439号のここ(下の写真)から脇道に入ります。田んぼの中の一本道ですが、めっちゃ細くはない。田舎では普通レベルの道幅です。
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田んぼの中を道なりにいくと「下津野沈下橋」につきます。橋を渡る前に、車を停められるスペース(空地)があるので、そちらで駐車して、歩いて渡ったり、写真をとったり、エンジョイしてください。
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ちなみに、この駐車スポットですが、増水時には沈みます。こんな感じ。
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さて、この下津野沈下橋を後にして、吉野川の北岸を上流へ向かいます。
数分で、もう一つの沈下橋「トビイワ沈下橋」が見えてきます。
トビイワ沈下橋を渡ると、元通りの「国道439号」にかえってきます。
国道439号は四国を横断する国道で、ドライブルートとしても有名。
あまりに道が酷いので、国道ならぬ「酷道」とも呼ばれていますが、本山町のあたりはそんなことなく、二車線の普通の道路です。
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国道439号ドライブのついでに、高知の沈下橋も見たいなぁ、なんていうときは、10分ほどの寄り道で二カ所の沈下橋を渡れますので、ぜひ立ち寄ってみてください!
最後に。私たち「一軒宿さめうら」は、古民家を改装した民泊を運営しています。1日1組限定貸切・定員8名様・ペット連れ歓迎・川遊びに最高の清流まで徒歩2分。沈下橋のさらに上流、早明浦ダムのふもとにあります。ぜひ四国のまんなか、一軒宿さめうらに遊びにきてください!
追記。
そんなこと書いてたら、記事をアップした数日後に大雨で沈下橋、通行止めになりました🌊
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