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4.一粒万倍にして返す

『貧に落ち切れ。
貧に落ち切らねば、難儀なる者の味が分からん。
水でも落ち切れば上がるようなものである。
一粒万倍にして返す。』

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一粒万倍とは、たった一粒の籾(もみ)が万倍にも実ることです。
教祖が「月日のやしろ」となられて最初にされたのが、中山家の家財道具や財産などを人に施し、「貧に落ち切る」ということでした。

表門構え玄関造りでは救けられんと仰せられ、
まずは、人に与えることで、喜ばせようとされたのです。

あえて生活の苦労を歩まれ、私たちにひながたとしてお遺し下さいました。

中山家が村の中でも地主持ちで当時は裕福で、地位も名誉もあるお家であったからこそのひながたです。

もし、貧乏な家に嫁がれていたならどうだったでしょう?

飽食の時代である今、貧に落ち切ることは難しくても、
人を喜ばすことはできるのではないかと思います。

私たちは、人のためにどんなたねを撒いているでしょうか?

一粒のたねを撒いたら、万倍にして返して下さるという神様のお言葉にうそはありません。

自分にできる”人を喜ばす”という小さな種まきを積み重ねていきたいと思います。



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