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息子の新たな補聴器購入における壁
ご挨拶
ご無沙汰しております。しばらくこちらへの投稿が途絶えていましたが、また少しずつ書いていこうと思います。これまでのことも改めてまとめる予定ですが、今回は息子の新しい補聴器購入に関して直面している課題について記録しておきます。
背景
息子は現在、保育園の年中クラスに通っています。両側小耳症、両側外耳道閉鎖症、両側伝音性難聴を持って生まれました。生後10か月からスターキー社のミニデジタル骨導補聴器を両耳に装用しており、2024年には聴覚障害者手帳(6級)を取得しました。
なぜ新しい補聴器を購入したいのか
新しい補聴器の購入を検討している理由は以下の通りです。
補助制度の適用
障害者手帳を取得したことで、障害者総合支援法の対象となり、補聴器購入時に補助を受けられる可能性がある。就学に向けた準備
2026年の就学を控え、現在使用している骨導補聴器では磁気ループ、FM補聴システム、ロージャー・エデュマイクなどが使用できず、情報保障の面で不安がある。
これらの理由から、病院で勧められた「軟骨導補聴器」の購入を計画し、市に補助金の適用について確認を依頼しました。しかし、市の担当者からの回答は「前例がないため、軟骨導補聴器には補助金が適用されません」とのことでした。
なぜ補助金が適用されないのか
理由はシンプルで、「市に前例がない」からです。
実は、現在使用している骨導補聴器を購入する際も、同じ理由で当初は助成金が認められませんでした。しかし、主治医や補聴器販売店の協力を得て、最終的に助成が認められました。市の補助金制度では、市が定める基準額と購入費のうち少ない方の3分の2が助成対象となっており、当時330,000円(両耳分)の補聴器に対して助成を受けることができました。現在は補聴器自体の価格が上昇しており、今助成を受ける場合は負担が重いと思います。
「同等安価な補聴器」とは?
市からは「同等かつ安価で磁気ループ等が使用できる骨導補聴器はないのか?」と尋ねられました。
正直なところ、「そんなの分からない」です。病院で勧められた補聴器はスターキー社製のみで、それ以外の選択肢は提示されませんでした。スターキ社の骨導補聴器購入後、ろう学校の乳児相談に通うママさんたちから、リオン社で販売されている骨導補聴器の存在がわかりました。
調べてみると、「同等安価で磁気ループ等が使用できる骨導補聴器」は、スターキ社を除くとリオン社(リオネット)の情報はあるけれど「軟骨導補聴器」のみが表示され、他のメーカーでは「骨導補聴器」すら見つかりませんでした。結局、リオン社(リオネット)の骨導補聴器に関する情報は、先輩ママさんたちのブログなどからしか得られない状況です。
今後の対応
骨導補聴器かつ磁気ループやFM補聴システム、ロジャー、エデュマイクが使用できる機器について、まだ分からないことが多くあります。メーカーに問い合わせたり、小耳症のコミュニティやろう学校の乳児相談でお世話になったママさんたちに相談したりしながら、情報を集めていきたいと思います。
補聴器の購入ひとつ取っても、まだまだ課題が多いですが、できる限り最適な選択ができるように進めていきます。
引き続き、どうぞよろしくお願い致します。