自律と自立、多様性と個性
スマホの地図をさっと開いて、目的地に行く。当たり前である。
検索すると、徒歩10分である。夏も暑いし。。。歩くと疲れるし。おっしゃるとおりである。サクッとタクシーを使っちゃえばいい。そんな心理も当然である。
今後は、自動運転車が目的地にスムーズに移動してくれる。そんな未来である。
それはそれでいい。
ナビ検索する人からすると、その場所に訪れるのは初めてだろう。
その地域に住む人達の想いは知る由もない。
その地域に住む人達は、毎日その場所に暮らしていて、自動運転車が颯爽と走り去り、スキップしたその地域に住む人はそこに愛着があって住み続けている。
ということで、その地域の住民には地域愛が少なからずある。その地域に住む人は、その地域のネタが沢山あり、知っている。いや知っているけどそれはその地域にとっては当たり前であり、何ら珍しいことではない。
しかし、その地域に訪れる初めての人にとっては、その個性のある地域が新鮮であり、その場所に訪れた想い出をヒストリーにしたいということで小さくても旅が存在する。ビジネス目線だと、すぐに商売を考えてお土産屋さんを作りたくなる。しかしちょっと待って!それは二の次だ。
話を戻すと、昨今のSDGsの流れもあり、私達が暮らす一般社会では多様性を認めることを社会的課題の解決として取り組んでいる。しかし、興味を持つのは個性である。
大切なのは、多様性を受け入れ、個性に興味を持つ。
それぞれの地域には個性がある。すなわち、自動運転車でスキップしたその地域には個性があるのにも関わらず、私達は過ぎ去ろうとしている。
それも、自動運転車で移動すると、私達に街の脳内マップは薄らぐ。これも課題である。
自律と自立。
街には沢山のコンテンツがある。そんなとき、スマホの地図のナビゲーションを見ていて、到着はできるだろう。でも、目的地に到着するだけの目的でスマホの地図のナビゲーションを見ていては、当然その街の沢山のコンテンツは知ることもない。
スマホ地図で使う自律制御技術のナビゲーション技術の発展が自動運転車ともなっているから、当然人間らしさの概念はそこには存在しない。
LOOVICは自立を大切にしている。自分で考えて自分で歩く。そのためにはモチベーションも必要であり、夏は暑いけど、歩くと疲れるけど、でも歩きたい。というモチベーション。
私達の解決策は地図を見ないことである。当然、停止しているときは地図は見ましょう!しかし、一旦歩き出すと、チラチラ地図のほうを見だすと、誰かに頼ってしまう心理がでて、脳内もそちらの意識が向きがち。
昨今、アクティブラーニングが当たり前となってきたが、自発的に学びというのも自立と同じである。
技術の進化によって私達の暮らしは、ナビゲーションを自らの脳で処理する能力が著しく低下しようとしている。先祖代々引き継がれた、人間の能力である。
GPS自体は大切だが、案内の仕方や、先を見る感覚、あるきだすと、スマホとの地図を見ない。いわば自分探索&自然探索で目的地に到着するために周りの景色に目配せをしながら歩くと、なんて景色はきれいなんだろう!と気付くことになる。
同時に、その場所にはなんて沢山のおもしろいコンテンツがあったんだろうか?気づかなかったことにも自分にも後悔する。もちろん、面白さには共感・興味の度合いが人の個性によって異なるので全員、全部の場所というわけでもないのも当然。
でも、もっと面白いコンテンツはその先にある。
自動運転車の中でゲームをしようとか、映画を見ていたら、地元住民が悲しんじゃいます。私達が好きなこの街は、興味を持ってくれないんだ。。と。せっかく来た街なのに、知らずに通り過ぎる、そのそばにいるのに。。なんてもったいない。と共感する第三者的にも思うだろう。
誰しもにある人の個性と街の個性のその魅力をマッチングさせる。LOOVICの技術では解決していきます。