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三方の小品【19:お正月】

【三方の小品とは…】
文章 × 鎌倉屋トルテ × 〇〇
全てを掛け合わせたとき、トルテのどんな一面が浮き上がってくるのか?
配信アプリIRIAMをメインに活動中のVliver「鎌倉屋トルテ」が、”#IRIAM3周年を彩る私の企画”をきっかけに、上記三つの要素を用いて立体的に「鎌倉屋トルテ」自身を紐解いていくために書き始めたミニエッセイのこと。

~タイトルはアンサンブル作品「三つの小品」より~

〇〇に入るキーワード普段は、「配信中にスターとコメントのキリバンを取っていただいたリスナーさんにリクエストしていただいたもの」を使用しているのですが、本日は企画「 #noteで語るIRIAM生活 」参加による新年特別版です。ぜひ、 #noteで語るIRIAM生活 #バーチャルな私 を見てみてくださいね!

本日はトルテの他に、夢乃ほのかさんのnoteも更新されていますので、ご覧あれ…!

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それでは、鎌倉屋かまくらやトルテという少女の思い出や、頭の中に触れていってくださいな。

お正月


お正月 (テキスト版)

内容は上の画像と同じです。

年の初めのなんとやら。外からとんてんとんてんと、祭囃子が聞こえてくる。ふんわり美味しそうな香りまで漂ってきて、布団の中ながらにんまりと口角が上がってしまう。と、思った次の瞬間。布団の中ですって!?
ばっっ!と、布団を飛び出して、昨日磨き上げた廊下に転がり出る。こんな日に限って寝坊をするとは何事か!早く…お正月の朝の準備を…しなくちゃ!

ばたん!
キッチンに駆け込むとそこにはもう人影はなく、美味しそうなお雑煮がちょうど一人分出来上がっていた。その横には先日みんなで買い出して作ったおせち…と、卵焼き。それらと共におかれていた筆跡の違う二つのメモから、作り主たちはすでにもう外出をしたことを知る。ふんっとため息をつき少しだけ肩を落としつつも、息を吸い込めばもう一度ニッコリ。ササっと身なりを整えて一人、机に向かって手を合わせる。晴着を汚さないように、前掛けを忘れずに。

すぅっ…とお雑煮を一口飲み込めば一年ぶりの懐かしい味。変わらない味、安心の味。作った張本人は今頃釣りでもしているのだろう。それからまだ荒熱の取れていない卵焼きに箸を入れると、じゅんわりと出汁が溢れ出す。口に食めばほろりと蕩けて、空腹の身体に染み渡っていく。一つ一つ、おせちに込められた意味を頭の中で反芻しながら私は確信した。今年もきっと、良い一年になるだろう、と。


初出:2022年1月1日

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こちらのnoteは以下の企画に参加しています!

noteのタグを使いながら、IRIAMライバー7人でリレー執筆しています!

💎期間:2021年12月29日~2022年1月8日
👓場所:各ライバーのnoteアカウントにて
🖊Nextメンバー: 南足りんたろう

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【鎌倉屋トルテ】
配信アプリIRIAMを中心に活動をしているヴァーチャルキャラクター。
鎌倉のどこかにあるかもしれないレトロなカフェバーを切り盛りしている。
丸眼鏡とロングスカートが特徴で、チョコレートや文房具が好き。/12月5日生まれ
☆2021年12月25日で活動一周年を迎えました☆

IRIAM  / Twitter / Shop / YouTube / POTOFU

※IRIAMの視聴にはiOS/Androidアプリのダウンロードが必要です※

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鎌倉屋トルテ
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