小一時間で纏めるならちょっとしたテレビ評にするか。9月も晦日(つごもり)。
といふことで「72時間」は垂涎の自販機回だから、
しっかりそれまでに仕上げるとならばちょっとした
テレビ評でパパッと纏めて観るかと。
アニメ的にはまだ前座的に、だからまずはBS松竹東急組
の再放送がいろいろと懐かしい。
なので、メインテーマはこれ。
いや、ホント福岡出身のシンガーソングライターは
椎名林檎的から広瀬香美的まであらゆる形で「残念」を
如何に昇華していくかの形にはなるのですが、ここで
いい曲なのにスルーされがちだったところで、後年ちゃんと
「ゆるキャン△」でブレイクしてくれたのは嬉しかった。
いわゆる動画工房時代における梅原翔太の代表作でも
ありますが、禍根の一つでもある作品。
なので要注意点は一つ、でしたっけ。
5話だけは後味悪すぎるアホの仕業がかかっているから、
観ない方が精神衛生上よろしい。
でしたっけね。
一応当時のコメントはリライトして記しておきます。
まあ、でなければ素直にかつて椎名高志が読み切りで
書いていた「電化製品(アンドロイド)に乾杯!」を
完璧に昇華させた作品を過不足なく1クール味わうことが
出来る、だったかなと。
そっちのコメントも今年消えた掲示板につぎ込んでいたのが
出て来たから、お薦めのコメントをこちらにリライト。
ま、音響監督も深い奈落へ飛び込んでいく作品を厭わない
「隠の王」(2008)「じょしらく」(2012)「アイカツ!」(2013)
録音調整担当、「GJ部」(2013.2014)「プラスティック・
メモリーズ」(2015)「三者三葉」「NEW GAME!」(2016)
「武装少女マキャヴェリズム」(2018)の音響監督
土屋雅紀なので、そこは覚悟されたし。
あとは『咲-saki-』の放送が一段落して阿知賀編に突入して
いるのもなかなかいいな、と。ようやく噛ませ犬の小走やえまで
出て来ました(2話で。こっちを実写版は意外にじっくりと
補完したんでしたっけ)。
朝日新聞の「撮影5分前」で、
と今更な世帯視聴率でも取りに行くんか、なコメントをPDが
ぬかしておりましたがANB(テレ朝)で始まった「ニンチド
調査ショー」は「認知症の症状がどれだけ焦土化」してるかを
計る番組なのかな、と思える部分が多々あり。まだ「ハナタカ」
みたいな一部の幻影を追っているんかねえ、といふうんざり加減も
顔を覗かせていた。使えるな、とレコーダーから切り刻んで残った
のは正味16分ほど、かな。
良かったところのポリアンナ部分はちゃんと阿古真理(最近だと
「小林カツ代と栗原はるみ」とか日本の料理番組史や風俗関連に
詳しいオーソリティ)に聞いて「スパゲッティとパスタ」の言語
認知度の説明の補強材にしていたところと、サバンナ高橋茂雄の
先回りと裏廻しの技術の高さは改めて認識出来た。一番の白眉は
やはり長嶋一茂の特徴をバッサリと「文句とハワイ」ってキャッチ
フレーズに纏め上げた手腕になるのかな。
ブレーンに矢野了平がいるのでクイズ部分の仕立てと裏打ちは
ある程度なんとかなっているけど、まだまだ認知症改善のプログラム
補正になってないところに、「夜中のテレビショッピングよりも
役立たずなひけらかし」が垣間見えるのがやはり大問題かなと。
(書店員がとみに年配客の「テレビから」情報を毛嫌う理由が
このあたりのテレビ側の無神経さにあるからこそ、正確な情報は、
といふことでネットに客を取られているわけで)
10代から80代までを対象にするの、まではフラットだけど、
情報の採り上げ方が「バリ3」並みに低い形だと、10代認知度が
3%になってしまうくらい、ってサンプルは出ているのだから、
どこを要点として抑えておくかが、これから視聴者に作り手が
試されるところではある筈なので、まだまだそのあたりが「分断」
されていることを意識しなければ、「交差」するような会話・対話
の部分で番組が噂になるようなことにはならないよ、とは思う次第。