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創作活動を長く続けるためのケアのお話

トロタクマキの名前で活動しはじめて2年ほど経ちました。
活動する中で、絵を描くと言ってもみなさん方向性などなど全然違うんだなあとしみじみしている今日この頃です。
私自身は、今後も創作活動楽しく長く続けたいぜ!と思っています。

創作活動を長く続けるには

心身ともに健やかに創作し続けるって難しくないですか?
私もずっと創作活動と日々の生活のバランスに悩んできました。
トロタクマキとしての活動は2年ほどですが、意識的に絵を描くようになってからは10年ほど経ちます。
色々試してみた結果、ここ数年は良い状態を保てているように思っています。

私は物心ついた時から絵を描いていて、その延長で今創作活動をしています。
楽しいので描いている。それはめちゃめちゃ真実です。
でも、その気持ちってとても揺らめきやすい。
なので、私は絵を描きたい気持ち、創作したい気持ちを「ろうそくの火」のように扱っています。
主に環境に気を配るようにして、その火が消えないよう保つのに全力です。

具体的に何をしてるのか、自分へのメモついでに今回書き起こしてみようと思います。


体のケア

私の場合、少しでも体に不調を感じるといい線やいい表情が描けなくなります。
なので体調管理は最優先ケア事項です。
自分に対して常に「体は冷えてないかな?」「お腹空いてないかな?」「睡眠不足じゃないかな?」「運動不足で体が縮こまってないかな?」「最近ジャンクなものばかり食べてないかな?」などなど少しでも快適でいられるよう気を配るようにしています。
と言っても、忙しいとそうも言ってられないこともしばしば…
その場合は ①冷え ②睡眠 ③運動不足 の順で対策するようにしています。最低限ですが、大抵なんとかなる。

あと、絵を描くには体力が必要です。
これ若い時は意識してなかったんですが、30代に入ってからヒシヒシと感じています…
極端な話、体が思った通り動く方がより良い線が引けます。
なので、散歩や軽い筋トレ、動画を見ながらのヨガやストレッチは意識的に行うようにしています。
日々の運動習慣を身につけて、おばあちゃんになっても楽しく活動するのが今の目標です。


心のケア

1番ややこしくなりがちなやつ〜…
原因が複雑に絡みやすく、パッと解決するのが難しい場合もあるので冷静な対処が必要なものだと思っています。
必ず冷静になってからアプローチを開始します。
また、その際紙に書き出すなど俯瞰して見るのがオススメ。
アプローチの仕方は2パターン。①原因を探る②元気チャージです。

①原因を探る

まず自分が何でつまづいてるのか切り分けるようにします。
創作関係のつまづきは大きく分けると2つ、「コンプレックス」か「人間関係」のどちらかと思われます。
次に自分が変われば解決できるものなのかどうかを精査します。
「画力」「コミュニケーション能力」など「力」が付くものはほとんどが学習と日々の積み重ねでどうにかなるので自分が変わることでいずれなんとかできるはず。
一方、人を変えることはできないのでこちらが原因である場合は一旦諦めます。
その方、もしくはコミュニティと自分が合うようになるタイミングを待ちます。

②元気チャージ

創作をするって心を動かして活動するので、うれしいことが大きくある反面、心が傷ついたり、疲れることもきっと多いはずです。
私もすぐフニャフニャしがちなので、日々の生活の中で回復ポイントをたくさん作って意識して元気チャージするようにしています。
私が大切にしているのは、1)動的な回復ポイント2)静的な回復ポイントそれぞれ用意することです。

1)動的な回復ポイント
推しを摂取する、人と会う、旅行、ライブ・コンサートに行く、美術館・博物館・ギャラリーに行く、映画を見る、本を読む、画集を買う、買い物をする、散歩する、感じていることを紙に書き出してみる、信頼できる人に相談するなど

何かしらプラスする系のアクションがメインです。
わかりやすく凹んだ時、落ちてる時は大体このアクションで回復してます。
楽しいことしたら元気になる。

2)静的な回復ポイント
好きな音楽を聞く、好きなカフェでのんびりする、家でゆっくりお茶を飲む、お風呂に浸かる、好きな香りを楽しむ、ストレッチする、湯たんぽを入れたお布団で時間を気にせず爆睡する、公園や河原でぼーっとする、四季の移ろいを意識的に感じてみる、体の五感を点検するなど

煮詰まっている時やもう何もしたくないというくらいやさぐれた時は大体こんな感じで回復するようにしてます。
「無」になれる時間を用意するようにしています。

この回復ポイント、私の中ではそれぞれもっと細分化されています。動的、静的な回復ポイントを組み合わせることもよくあります。
自分がどんなことで喜ぶのか色々試しながら快適な状態を目指すようにしています。


ここまでの補足

心と体はひとつの「自分」なので、体が疲れていたら怒りっぽくなったり、お腹が空いていたら悲しくなったり、体が冷えていたら悲観的になります。
体の不満を解消すると、気持ちが紛れたり落ち着くことはよくあるので、私はまず体をケアするように努めてます。

疲れている時というのは、自分が「自分」のことを忘れて何かに夢中になっている時です。
どうしても創作や日々の生活、推しなどに夢中になっちゃいますが、「自分」は自分に1番構ってほしいと思っている気がします。
ほったらかしにしちゃう時もあるけど、つらくなったら「自分」はどうしてるかな、と覗いてあげるのも大切です。


環境のケア

ケア、というより問題と言った方がいいかもしれません。

正直、8時間勤務からの重め残業という状態での創作活動は、私はできません。
というか、そういった時期もありましたがうまくいきませんでした。
結果、私は体を壊してしまったのでオススメもしません。今はめちゃめちゃ元気です!
体を壊した時点での私の希望は「とにかくいっぱい創作したい!!!!」でした。
なので、現在は定時で帰宅できる仕事をしながら存分に絵を描いています。職場環境など本当に感謝しています。

創作活動をしたい方、とひとくちに言っても、人によってどれだけそれにウェイトを置いてるかはそれぞれ違うと思います。
私の場合は、今の人生全部つっこんでみよう、という気持ちでやっていますが、そんな人ばかりじゃ世の中立ち行かなくなっちゃう。
自分がどのくらいのペースで、どう言った作品を作って、どんな方とどんな風に関わりたいのか(関わらないのもアリです)、など一度考えてみるのもいいかもしれません。
その際、下記に注意しながら考えてみるとよいかもです。

日々の生活への評価

創作してる人にあるある盲点なのが、日々の生活をこなしている時点でハイパーえらいし、めっちゃ褒められるべき、ということを忘れがちという点です。
みなさん、創作活動以外に何かしら負荷を抱えていると思います。
仕事、学業、家事、育児、介護、病、他の趣味などなど。
創作活動に目がいくばかりに日々の自分を評価することを忘れると、自分にかかっている負荷が正しく把握できません。
まず、日々をこなしている自分を褒めて、評価するのが大切です。

他人との比較をやめる

環境や状況を人と比べるのも悪手だと思っています。
他人の状況と自分の状況は大抵の場合まったく違います。
同じに見えても、人には人の天国と地獄がある…
自分が抱えているものがどれだけ自分にとって大切で、負荷があって、何をどういったものに割いているのか少しずつ分解してみると、人のことはいずれ気にならなくなると思います。

ハードルをできるだけ低くする

ハードルはできるだけ低く細かく設定しましょう。
JUDY AND MARYの曲でも「ハードルは低くしておくものよ」って言ってた。
明日神絵師になることはできなくても、元気だったら今日一本線を引くことはできるはず。
毎日コツコツは難しいかもしれないけど、5日に一回一本線を引くことはできるかも。
自分の生活や状況を念頭に置きつつやり方を探ってみると、だんだんハードルの設定とクリアの仕方が上手くなっていきます。
多くの場合、人は天才でも秀才でもありません。
その自分をどう扱っていくか試行錯誤するのは割と楽しいはずです。

環境を変えたい時

もし「今の状態じゃ創作なんて無理!しんどい!」てなった場合は、理想の生活や人生の目標を考えた上で、目指したい創作活動を考えてみるといいかもしれません。
その上で現状の変えられることと変えられないことを棚卸していくと少し状況が整理できるのではないかと思います。
その中から、少しずつ変えていけたらきっと楽しいと思います。

ちなみに無理に変わる必要もないと思います。
自然と変わりたいと思う時がその時です。


まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございます。長くて申し訳ない!
まとめると「自分のことは誰よりも大切に扱え!!」です。
創作活動って衣・食・住・心身の安定の上に成り立っていると思っているので、その土台を大切にできると割と楽しく続けやすいのではないかと思っています。

と言いつつ、その土台の用意が難しい環境、状況にある人もたくさんいると思います。なので、理想論かもしれません。
私も上記に書いたことをまったく考えられなかった時期もありますし、今も毎日は無理です。
でも、サンプルのひとつとして何か参考になればなあという気持ちです。

今回の自分をケアするみたいな考え方は、こちらの動画に影響されてなところが大きいです。
もしよかったら見てちょ。日本語字幕付いてます。


自分を自分でケアするみたいな話を中心に進めてきましたが、「まじ無理」て時はまず人に頼りましょう。
すぐ見つからないこともあるかもだけど、一緒に考えてくれる人は必ずいます。

寒い日が続くので、みなさんぜひご自愛なさってください!


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