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スピラ旅行記 その47
迷いと戸惑いの章です。ザナルカンドにて真実を明かされるシーン。
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テトリスみたいなパネルが出てくる試練の間。神経衰弱のような課題を進めていく必要があります。バカなので全然覚えられないのでイライラしながらなんとかクリア。
すると課題が表示されていた画面が砂嵐になり不吉な光が映し出されています。こんなホラーだったっけ?怖い・・・。隣の大部屋に恐る恐る入るとボス戦スタート。
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6つの魔法陣が浮かぶ空間が現れ、その真ん中にガーディアンが出現。ザナルカンドの入り口にいたものと背中の光が共通しています。聖なる光なのでしょうか。とにかくこれらは魔物ではありません。
こいつこんなに強かったっけ?と慌てることに。
正面に陣取っていると鎌のような腕で全体攻撃をされHPの少ないものはほぼ一撃死。かろうじて生き残ってもバーサクテイルで脳筋化。全滅。
ヘイスガやプロテスなど補助魔法で固めてみても一度崩されると同じ。マジカルマインという地雷のような攻撃を避けられなければ即死。全滅。
今度は位置取りをしっかり!と挑み直しやっとこさ勝利。情けない。笑
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この図柄に関してもちょっと調べてみたいと思います。
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ガーディアンを倒すとエレベーターが出現。それに乗って地下へ進むことができ、そこが祈り子の間になっています。いよいよだな、といった雰囲気の中アーロンがユウナに「行け」と重く言い放ちます。
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アーロンの言葉に頷きだけ返しゆっくりと下層へ降りていくユウナ。達成感でもなく悲しそうな表情でもなく、複雑な心情を表しているかのような横顔。しかしすぐに異変に気付き戻ってきます。
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一緒に祈り子の間へ来るよう言います。
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安置されていたのは最初の究極召喚の祈り子ゼイオンでした。しかしいつものような神秘的な光を放っていません。暗くてよく見えませんが生者のような肌ツヤも感じられません。
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ジェクトの声が聞こえます。
「究極召喚が無いだぁ!?」
そう。10年前も同じようにブラスカ達も困惑したものです。
ユウナは目的を失ったことでがっくりと膝をついてゼイオンだったものを見つめています。必死の思いでここまで来たのに・・・。と考えていることでしょう。
しかし仲間たちは少しほっとした様子。リュックは「なくなっちゃったってこと!?」と声を明るくさせ喜んでいます。
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肌は緑色、ゾンビのような死人。しかし受けごたえは生者そのもの。究極召喚は失われたわけではない、奥に進みユウナレスカに会えと言うのです。
ティーダとリュックはアーロンに言います。このこと(ゼイオンの魂が消えていること)知ってたよな?なんで黙ってたの!?とティーダは落ち着いて話しますが、リュックは腹を立てています。
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あくまで自らの手で真実を掴んで欲しいのです。そうして何を感じるのか、どんな行動を起こすのか。導くのではなく自身で決めて欲しかったのです。この先に進み、10年前と同じ道を歩んでしまうリスクもあっただろうにアーロンは彼らに委ねたのです。
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不安げなユウナの前にずいと出るロンゾの若者。かっこいい。
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目の前にまさに寺院の広場が広がります。赤いカーペットが敷かれた美しい空間です。遺跡の中だとは到底思えない明るさがあります。もしかして松明などではなく電気による照明?1000年前のザナルカンドにあった寺院がそのまま残されている?
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ちょっと毒のある衣装(額の蝶や胸の悪魔の翼モチーフ)は聖なるものの衣装じゃないですよね。ふわふわした髪の揺らめきなどは強大な魔力によるものでしょうし。
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1000年前の召喚士は巫女のようなものだったのでしょうか。踊り子みたいな衣装でDQ7のライラみたいですよね。漏れ出る赤い幻光虫は魔力の強さを表しているのか、邪悪を表しているのか。
ここでユウナレスカは一人選べというのです。
私の秘術で仲間を一人究極召喚の祈り子に変えてやると。
ユウナは言葉も出ません。
強い絆が強い召喚獣を生み出す。そのために各地を旅させる巡礼する仕組みを作ったのですね。ゼイオンとユウナレスカは夫婦だったのでもとより信頼関係がありました。シーモアと母も親子だったので、秘術を認められたのでしょう。
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アーロンはこの事実を聞いて「まだ間に合う!帰りましょう!」と声を荒げます。こんなこと聞いてない!そんな馬鹿な!といった具合です。アーロンも僧官だったので騙されたような気持だったでしょう。
ブラスカも動揺しているはずです。しかし毅然と「他の召喚士に同じ思いを味合わせろと?」とアーロンに言います。そう言われると辛さがわかる分優しい分引き止め方がわからなくなってしまうのです。
アーロンが必死になっている間に驚くほど軽く、ジェクトは祈り子になってブラスカと一緒に戦ってやると言ってのけます。
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アーロンはヤケになるな!!!と怒ります。
しかしヤケじゃねぇ!!俺だって考えたんだ!!!とジェクトも言い返します。
俺の夢はザナルカンドにいるあいつだ。一流のブリッツ選手に育て上げててっぺんからの眺めってやつを見せてやりたかった。でもどうやら俺は帰れないらしい。
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息子を愛していたのにもう会えない。もう誤解を解くこともできない。
ジェクトも辛かったでしょう。
それなら仲間のために一肌脱ごうと漢気を見せたわけですね。
単に命を捨てるのではなく、祈り子になるという未知の恐怖もあったはずなのに・・・。この旅を通じてジェクトの強くて固い意志をそばで見続けていたからこそできる勇気ある決断です。土壇場に来て召喚士やガードが怖気づいて逃げたりしないよう厳しい旅をさせるシステムになっているんですね。エボン、恐ろしいやつですよ・・・。
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悲痛な叫びが胸を締め付けます。
それこそヤケになって叫んで訴えます。
またシンは復活してしまう!ふたりとも無駄死にだぞ!!
そんなことはとっくに覚悟してここまで来たはずなのに。アーロンだってもう2人を止められないことは頭ではわかってます。
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人の罪が償われた時、シンは消える。
今度こそその時かもしれない。
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アーロンが「生きていれば無限の可能性があるんだぞ!」と引き止めた言葉を引用して無限の可能性ってやつに賭けてシンの復活を止めてやるよ!ワハハハハハ!と豪快に笑うところで幻は奥の扉の中へ消えていきます。
若かりし頃のアーロンはその場に膝から崩れ落ちます。
その若く何もできなかった自分に腹が立ち、アーロンは自身を思い切り何度も切りつけます。大きな声をあげて太刀を振り回し。ここも胸が締め付けられます・・・。
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悔しそうに語るアーロン。無念でしょう・・・。
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ユウナはずっとうつむいたまま。誰か一人を犠牲にしなくてはならない事実に思い悩んでいるのか、はたまた10年前の父親の姿に胸を痛めているのか。
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ルールーもワッカもユウナのためならとかって出ます。そこにはジェクトと同じように後ろ向きの感情はありません。これがエボンの教えに従って生きてきたスピラの民らしい反応でしょう。召喚士様のため、ナギ節のため、自己犠牲をいとわないこの姿勢。信頼しているユウナだから、妹のためだから、そんなところでしょう。
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オヤジたちと同じ轍を踏むのは違う!考えよう!と提案します。
誰も死なせず、シンを倒し、なおかつ復活させない方法を、と。
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全部叶えば最高だけどよ・・・とワッカ。
よくばりすぎたら 全部失敗するわ・・・とルールー。
そんな子どものワガママみたいなことを言うんじゃない、といった様子の2人。しかしティーダは頑として譲りません。
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オレ・・・この青さは なくさない
この究極召喚とシンの関係を根底から覆したいと本気で思っています。アーロンの無念を晴らすべく、ジェクトを救うべく、ティーダは固く決意するのです。
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若かりし頃のアーロンが言ったように、ティーダが想いを継いだように、リュックも無限の可能性に賭けようとします。
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オレの物語 くだらない物語だったらここで終わらせてやる!
今にも一人で突っ走りそうなティーダ。熱くなった胸が治まりません。ユウナレスカの元に行って胸ぐらでも掴む勢いです。
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しかしここでユウナが静かに割って入ります。
「ねぇ・・・わたしにとってはわたしの物語なんだよ」
はっとさせられるシーンです。
私(プレイヤー)も熱くなってティーダと一緒に走り出しそうになっていたはずです。そう、ここまで来たのはユウナの意志。ユウナの気持ちを置いてけぼりにしてはいけません。
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ふらふら流されちゃダメ・・・
どんな結末でもきっと後悔する・・・
そう。自分で決断しなければ生きることになっても死ぬことになっても後悔します。このままティーダ達の熱量に負けて突っ走ればもう心の底から笑えないでしょう。自分を許せないでしょう。
自分の言葉でユウナレスカに聞いてみたい。真実を確かめたい。疑問を晴らしたい。ここでぐっと踏みとどまってこの結論に至ったユウナは素晴らしいと思います。
ブラスカ達はすんなり究極の選択を受け入れてしまいました。
ユウナは大好きな父親の死のことがあるからこそ、聞いてみたい。シンが本当の意味で倒せる未来があるのかと。自分の命を投げうつタイミングはここなのかと、黙って話を聞いている間たくさん考えたことでしょう。
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行こう。と凛とした態度でユウナは奥の部屋に向かいます。
もうエボンの教えを信じていないメンバーはユウナレスカの部屋が立ち入り禁止ではないかなどとためらう様子は微塵もありません。
全員で真実を聞き出しに行きます。
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ティーダが真ん中に立つとゆっくりとカメラが引いていきます。この広い空間のしんとした空気が伝わってくるようです。
さぁ、決断の時が迫ります。