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【コラム】離乳食後期9か月の壁~3回食~

保育園の離乳食担当栄養士のとろみです。

離乳食のご質問をいただくことが多かったので、コラムでまとめてみました。
離乳食は蒸す、煮るという調理法を多用しますので、ホットクックと相性バッチリです。

ぜひお役立てください。ご質問も気軽にどうぞ~♪


離乳食の悩みは3回食になる後期が最多

育児書には離乳食は、生後4ヶ月から「すったりんご」から始め、9ヶ月ぐらいから離乳食後期ですと書いてあります。

3回食開始の一番の目安は月齢ですので、赤ちゃんが9か月を過ぎたころからみなさんの不安が高まりはじめます。

同じ月齢なのに、、育児書のように食べない
柔らかすぎるのか?食事が進まない
食事の時間を固定しようとしても赤ちゃんの機嫌が良くなかったりして、思う通りの時間にあげられない


離乳食の悩みの原因?

同じ月齢の園児でも舌の使い方、歯の生えかたによっても、食べることができるものなど変わってきます。

つまり、離乳食後期ごろになると、舌が前後上下左右にも動かせるようになったり、食べ物を舌でコロコロ動かして奥の歯茎でつぶして食べるようになってきます。お子さんによっては歯が上下4本程度はえる子もいます。

といった発育の差が、離乳食の悩みのつながっていきます。


離乳食3回食でお困りの方は・・・

お子さん成長はそれぞれなので、育児書は参考程度です。気にする必要はありません。小学校に入るころには、離乳食で悩んだ時期すら思い出せません。(笑)

お子さんが機嫌よく食べているかどうかを見て判断されると良いと思います。


離乳食の悩みが軽くなるヒントを3つ

保育園では、以下の風景をよく目にします。

1「モグモグ、ゴッくんだよ!」
と保育士さんが言いながら少しずつスプーンで食べさせています。

2毎日、給食で出すのは、スティック野菜
にんじん、きゅうり、大根など給食で使う野菜をスティックにして茹でています。もちろん、持つことを嫌がるお子さんもいますが、ほとんどのお子さんが喜んで手で持って食べています。
ホットクックの場合には蒸しの機能があるので、手動で作る→蒸す→10〜15分ほど加熱してみてください。
お子さんの様子を見て加熱時間は変えてみてください。
固さの目安はバナナぐらい、指で潰せるぐらいの固さです。

3「いっぱい食べたので、ごちそうさまだねー。」
と保育士さんが言いながら、食器を片付けています。
これは、お子さんによっては、おかわりを何杯もして食べ過ぎてしまう子もいるからです。食べすぎもおなかを壊したりするので、注意です。

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