脱・家庭内の「属人化」を目指して奮闘している話
みなさん、「属人化」という言葉をご存知ですか?
わたしの相棒チャッピー(chat GPT)に尋ねたところ、こんな回答がありました。
第一子出産前後
子どもが産まれる前、家事(家電の扱い方含む)・家計管理全てわたしの担当でした。夫はというとゴミ捨てすら、玄関にわたしがまとめたゴミ袋をゴミステーションに持っていくのならできる、くらいの家事能力。(酷すぎるな…)
第一子出産を機に「わたしのやること多すぎる!時間がないっっっ!」となり、まず家計管理を夫に託しました。ほぼ強制的に。
しかし我が夫は結婚前、貯蓄ゼロ、それなのにクレジットカード5〜6枚持っているという、お金はあればあるだけ使ってしまう人でした。(酷すぎるな…2回目)
夫の名誉のために補足すると、借金なし、ギャンブルもしないです。ただお金に無頓着なだけです。。
そんな感じなので少しずつ知識を提供し、まずは支出の把握からしてもらいました。
昨年の秋
そして月日は流れ2人目が生まれ、家事・育児・仕事にと文字通り奮闘していたわたし。
ところが昨年。
会社を辞める決意をし、まだ在職中にも関わらず好奇心に背中を押され、webデザインを学ぶスクールに通い始めました。そしてわたしは気づきます。
「おい!忙しすぎるぞ!」
子ども達は事あるごとに「ママー、あれどこ?」「ママー、これやって」「お腹すいたんだけどー」と言ってくる。その度にやっていることを中断し対応。
え?ちょっと待って?そこに君たちのお父さんいるよね?ゲームしてるよね?
本気で子ども達には夫が見えないのではないか…むしろわたしにだけ夫が見えてる状態なのか。。と思うこと多々。
口数が少ない且つウィスパーボイスなのが夫の存在感を更に霞ませる。。
この時に属人化が加速しているのでは?と気づきました。毎日がいっぱいいっぱいだったので、見て見ぬふりしてたところもあり。反省。
小学生になった子ども達には自立を促せばいいのだけど、問題は夫。このままでは家の中での夫の居場所がなくなってしまうのでは?とも思いました。
何を夫に託そうか?
そこで家事の中で夫に託すものを探すことに。すでにロボット掃除機x2台、食洗機、自動洗浄トイレを導入していた我が家。文明の力、いつもありがとう。
着目したのは「週末の食事作り」でした。
子ども達が幼い頃は、アレルギーだ、偏食だ、少食だとか、節約思考も相まってあまり外食をする習慣がありませんでした。つまりほぼ週7食事作りをしていたわたし。(偉いっ、がんばったね)
でも、子ども達も成長しアレルギーは解除になり、大人一人前食べれるようになり、そろそろわたしの作るご飯でなくてもいいんじゃない?と思い、週末の昼・晩ごはんの準備を夫に託してみました。
肉しかないけど。。
最初の頃はものすごく張り切って、ステーキを毎週せっせと焼いていた夫。付け合わせの野菜?そんなものはありません。お肉どーん、とお茶碗に白米。以上。
わたしは「お野菜あってもいいかもね〜」「色味があると華やかになるんだよね〜」などアピールするものの、肉を焼くことでキャパ限界の夫。
ちなみにパスタの時も市販のソースに絡めたパスタどーん。で終了。。
しばらくすると肉を焼くのに飽きたのか、スーパーのお惣菜を買ってみたり(唐揚げやトンカツ、もちろん肉のみ!)、冷凍餃子を焼いてみたり(わたしより焼くの上手いっ)するように。
それにも子ども達が飽きかけたころ、「カレーにしたら?(野菜食べたい、の意)」とわたしが提案し、夫が1時間半ほどかけて(スパイスとかじゃないよ…市販のルーね、野菜切るのに時間かかるからね…)作ったカレーはシャッッバシャバ。
どうしたらそうなるのか…もう、、ね。
それ以来夫がカレーを作る姿は見たことがありません。
あーもう、わたしが作った方が美味しいし、早い。だけどここでわたしが手伝ったら、夫の定年後毎日わたしが食事を作る未来がみえる…そんなの嫌。絶対に。
つい最近鍋を作ろうと思いついた夫。パントリーをガサゴソしてわたしに一言。
夫「鍋の素がないよ?」
わたし「うん。いつも自分で作るから買ってない」
夫「え?自分で作れんの?!?!?!」
わたし「フッ…」
という会話があったのでここに記しておきます。
ちなみに。将来子ども達に聞かれた時答えられるように、わたしの料理のレパートリーはレシピを1冊のノートに書き起こしてあります。これはわたしの新婚時代、料理上手な実母の味を知りたくて聞いた時「えー?わかんない、全部目分量だもん」と言われたわたしへの自戒をこめて。
最後に
そんなこんなで相変わらず週末の野菜消費率は低いけれど、夫のペースで進化はしている、、と思わせてほしい。
なのに。
夫の意識は相変わらずで。
週末の食事係を託してもう一年くらい経つけれど、夫はいまだに週末出先から「今日の夜ごはんどうする?」とわたしにLINEしてくるのだ。。
どうする?じゃないんよ…考えておくれ。
しかし!わたしは諦めない。
来年の今頃どうなっているのか。実験は続く。