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自分の取扱説明書をつくる、トリセツワークショップについて②

トリセツワークショップは連続5回のプログラムなのですが、その2回目の感想を、ファシリテーター養成講座0期の小林さんに記してもらっています。いずれも個人のご感想となりますが、ぜひご参考にされてください!

自分のトリセツつくりの材料をあつめる

ワークショップ1回目では、自分の“イライラ“を客観的に見つめるきっかけができました。
例えると、今まで自分だと思っていた“イライラ“という個性と、その“イライラさん“を観察しているもう一人の自分に分かれたような感じです。

トリセツワークショップ第1回目では、夫からの「お化粧もちょっとくらいはしてほしい」という一言でイライラをする、というエピソードから掘り下げていきました。

1回目の終わりに、個人の宿題としてでていた、「そもそも、なんで自分はお化粧したくないんだろう。完璧主義の自分と、そうじゃない自分って、それぞれどんな時に出てくるんだろう」という点を考えながら、日常を送ってみました。
その中で、なぜ自分がお化粧や髪形など外見を整えることがしたくないのか、に気が付きました。

学校や家族、地域、メディアなどいろんなモノコトから言われてきた、
「ちゃんとしなさい」
「お行儀良くしなさい」
「がんばりなさい」
が押し付けでしかなく、反発したかったんだと思います。

やりたくないのにやれって言われるから、無理やりやると気持ちがしんどいし、イライラするから、やろうとしなかったんだなっと感じました。

それに気づいた上で、改めて自分の心を感じてみると、なんと「お化粧してみるのもいいかもしれない」と思っている自分がいて。
早速、近所のドラッグストアで化粧品を買って、実際にやってみると、結構いい感じがしました。
そしてこれもビックリなのですが、毎日お化粧を続けることができています。

改めて自分の肌を見たら、しわが目立つしシミも気にはなるのですが、お化粧が楽しいな♪と感じている自分もいます。
自分の変化に自分でびっくりしています(笑)

本音を知ることで、感情の消化(昇華)がされる!

2回目のワークショップで、1回目以降に起きた自分の変化をを話すと、ファシリテーターのたまおさんから「『周りの声に反発したい』という、自分の本心に気が付いて、その感情の消化(昇華)ができたんですね」と言ってもらいました。

「感情の消化」、、、なるほど、それそれ!
自分の中で感情の消化ができて、「反発したい」感情を排泄(笑)したんだ!

これが起きると楽になるっていうか、こだわりが減るというか、イライラポイントが消えるというおもしろ体験でした。

この後、他の参加者さんからコメントをもらったり、他の参加者さんのイライラについて聞いたりしながら、さらに深掘りしてもらいました。

そして、2回目時点で、自分のトリセツに繋がりそうな気づきはこれです。

<モヤモヤしたりイライラしたりする時は、こんな時>
・確信が持てず迷っている時、
・確信を持てるファクターを探している時、
・モチベーションを様子見している時

<やりたくない、めんどくさい、にげたいという反応があった時>
・確信が持てないということなので、無理強いしないで本人の気持ちが動くまで待った方がよい。
・ネガティブな気持ちの裏には、前の経験を思い出して距離を置いていることがあります。本人が無意識的に距離を置いている可能性もあり少々やっかい。

<気づき>
・本人が確信を持っていることに関しては迷わず進めるバイタリティーを持ち合わせています。特に、人生に関わる大きなことに関しては、決断力があります。
・本人が迷っている時は、まわりの声が励ましやアドバイスではなく、雑音になることもあるので、焦らず長い目で見守ってほしいと思っている。 

2回目時点で、自分のトリセツに繋がりそうな気づき

対話を複数人でやることのメリット

私の場合、0か100か思考、完璧主義は、自分にとってはおなじみのもので、例えるなら、時晩御飯に時々出てくる、肉じゃがみたいな感じでした。
「肉じゃがね、もう味もわかってるからそんなに味わう必要もないし、、、」みたいな(笑)

それが、他の参加者さんのイライラポイントや、イライラした時の心の持っていき方などを聞くことで「あれ?なんか完璧主義って、みんなにとっても当たり前だと思ってたけど、そうじゃない人もいるんだ?」と自分の完璧主義を観察する自分が出てきます。

一人では「完璧主義が出てくるのはいつ?どんなとき?そもそもなんで完璧主義を採用しているんだっけ?」と考える思考が働かないんですけど、複数人でやることによって、自分のあたりまえと他者のあたりまえが違うことを感じ、自分を客観的に観察する立ち位置にいけるパワーがあるなぁと思いました。

一つの感情のテーマを、自分と他者を通して深堀していく

ファシリテーター養成講座の流れ

ファシリテーター養成講座は、
①まずは自分が5回連続ワークショップを受け、感情の消化を自分自身が体感することから始まります。

②次の段階では、サブファシリテーターとしてワークショップに参加をし、ワークショップ内のメモ係も担うことで、メインファシリテーターが対話のどの部分を深めているかの視点を学んだり、質問の方法などを学んでいきます

③その後は、自分がメインファシリテーターとしてやってみよう!と思えるところまで、①と②の実践を繰り返し行います。

今は①のワークショップ体験期なので、実際「私、ファシリテーターできるんか??」という気持ちです。

何に引っかかるのかと考えたら、自分の特性?に関係があるな~と思いました。
私は文章を書くのは、一人でできるから結構好きなのですが、人とコミュニケーションをとる時には、人の感情にフォーカスしすぎて、自分が相手に対して何を言えばいいのかわからなくなってしまうことがあります。

その人の心の中に、入りたい、近づきたい、仲良くなりたい、好きになろう、と思って距離を縮めようとして生きてきたので、結果として相手の心のカタチがどんなカタチなのか注意をはらうことをあまりしてこなかったかもしれません。

ファシリテーションの手法を学ぶ

ワークショップ2回目を終えた今の私が思う、ファシリテーションとはこんな感じです。

①相手の心と距離を保ってその人の感覚や感情を観察する 
②目に見えないものを脳を駆使して言語化する
③論理的でなくてもオッケーを出す、そこを手掛かりに深める

トリセツワークショップのファシリテーションとは

人の感情とか感覚にフォーカスすると、どうしても他者に同化してしまいがちな自分は、対手が言ったことを自分の中で味わうことはできても、①の相手の心と距離を保ちながら観察することができなくなってしまいそうな気がして、ここでつまづくような気がしています。

あと、②の目に見えないものを脳を駆使して言語化する感情とか、感覚を言語化することも慣れない作業で難しいなという感覚を感じています。

自分が普段使う脳とは違う所を使うので、脳がむずむずするような感覚、右脳と左脳両方フル回転して統合する感じです。
これは回数やっていくことで慣れでできるようになるのではないかと思いますが、2回目までで実感しているのは、

〇自分の感覚を言語化することができる=自分を観察対象として見れる
〇うまく言語化できると「見通す」感覚、「すっきりした」気持ちになる

ということ。

1回目の時は「ファシリテーターが妖精で私の心の中を案内する」のがファシリテートだと感じました。

2回目では、「記憶のタンスにしまって、本人も忘れているヘソクリを一緒に探してくれる」(才能の再認識)
「頭の中に出来上がったお化け屋敷に一緒に入って怖い怖いと思っていたものがただの壁のシミだと気づかせてくれる」(思い込みの解放)
というのが、このトリセツワークショップのファシリテーションを通して生まれるのかな~と思っています。

トリセツワークショップで感じたファシリテーションの手法

言語化、見える化、フォーカス力がファシリテートの醍醐味の一つ。
これをやる自分をイメトレしつつ3回目を待ちます。

③につづく、、、

ワークショップ体験会もやっています!↓↓


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