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関わりの持ち方のいろいろ。

所属している組織で活動方針などについて話し合っていて、運営していく中でそれぞれどんな部分に興味をもっているのか、という話になった。

運営チームとして集まっているメンバーで、この組織の運営が目的ではあるのだけど、改めて話を聞いてみたらそれぞれ興味があるところがばらばらでおもしろかった。

テーマやコンテンツを素材、イベントをつくるのを料理、といったメタファーでの話になったのもあって、それぞれの差がわかりやすかった。
料理人自身のあり方に興味がある人。
料理をとおして料理人やお客様との関りを考えていきたい人。
最高の料理をつくってお客様の喜びを見たい人。
自分の興味のある料理をおいしくつくれるようになりたい人。
で、私は、料理をつくれるようにもなりたいし、ほかの人がどんな風に料理しているかとか、なんでその素材でそのメニューにしようと思ったのかとか、なんでお客様がそのメニュー頼んだのかとか、そういうのも知りたい。いろんな選択肢を知ったうえでベストなものを出せるようになりたい。

誰も興味のあることが重ならなかったのがおもしろいと思った。だからこのメンバーで話すのが楽しいのかもしれない。いつでも自分にない視点があるし。
(個々の深い興味なんてそれぞれなので、同じ目的のためにいるメンバーでもばらばらなのが普通かもとも思うけど。)

話すの楽しいのは、こういう深められる話ができるというところが大きい。それぞれの考えや興味の違いが、単に表面的で終わらず、対立とかするでもなく、それぞれの意見聞きあって深めるところにつながっている。
そういう場自体が私には貴重。

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この運営チーム内で私が興味あるのは先に書いたようなところなのだけど、でも、それとは別に、場を存続させたい欲は結構強いなぁとも思っている。

話の途中で、今代表者になっている人が下りたらどうする?というような話も出たのだけど、誰も代表者がいなくて続けられなくなるくらいだったらやりますというかもしれない、と思った。何したらいいか知らないけど。

単に、自分にとって貴重で好きな場だから、守りたいというだけなのだけど。
この組織自体というより、この運営チームのみんなでの話の場が好きだなぁと思う。

自分が好きで居心地よくて楽しい、という場が(人も)私はすごく少ないので、逆にそういう場があると、その場に行くためなら時間もお金も惜しくないし!保つためにやれることやるし!くらいの感じになってしまう。
もともとすごく人見知りだったり、輪に入るのが極端に苦手だったので、そのコンプレックスの裏返しかなとも思う。手に入れづらいと思うための執着かなとも思う。
個人的な好みや執着なので、組織運営の場合には安易になんでもやりますとか言わないほうがいいなとは思うし、どうあるべきか考えて動くとは思うけど。

料理のメタファーで話していたときに、私の話を聞いて「レストラン経営がしたいんじゃない?」って言われて、そのときは、そうかなぁ?と思ったのだけど、こう書いてみると、自分の居心地のよいレストランがつぶれないようにしたいってことかもなと納得しているところ。

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