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トリセツワークショップ運営に影響を与えた考え
今回は、トリセツワークショップの運営方法や、その内容にも影響があったコト、考えをご紹介させていただきたいと思います!
トリセツワークショップは、
自分はもちろん、子供たちや近隣の人ともっと繋がりたい!と願うコミュニティ運営者にもご興味を多く持っていただいている様子。
その“繋がり方“において、とても参考になると思うのでぜひご覧ください!!!
自立とは「依存先」を増やすこと
一つは、小児科医であり、東大先端研准教授の熊谷晋一郎さんがファシリテーターを務めた「当事者研究」です。
これは主催者自身が、子育てに悩み苦しんでいた際に、書籍の企画で参加をさせてもらった当事者研究を通して、1ヶ月を通して自分史を作ることで見えたものが多くあり、このトリセツワークショップのStep3、4に大いに生かされているものです。(トリセツワークショップは5回連続で開催され、Step1からStep5に分けられます)
この書籍は、こちらで購入できます。
当事者研究は誰しもが実践できるもの、、としてとてもわかりやすく説明されているのでぜひママコミュニティをお持ちの方はご参考にされて下さい。
また、生きづらさの解消をするにあたっては、依存先を多くもつ、という視点が大事であることも、障害が体の外にある、「社会モデル」の考え方も、遅ればせながら熊谷さんの書籍で知り、概念がひっくり返りました。
依存症は、実は、身近な対等な他者に依存できない人がなる、という考え方には、自分自身が、自立を目指し、誰にも頼らず生きていく、、!と思って頑張って、そして生きづらくなっていたので、衝撃を受けたし、別の方向に舵を切るきっかけとなりました。
「誰にも迷惑をかけないように、、」と言われて育つ子供は今とっても多いと思うんです。これが、生きづらさを形成していたのでは、、、、と考えさせられましたね、、。
押し付けがましくなく、そして本当に丁寧に説明をしてくださる熊谷先生の書籍はどれも大好きが止まりません、、!(ただのファン)
対話するだけでどうして癒されるのか
二つ目は、精神科医の森川すいめいさんの書籍「感じるオープンダイアローグ」です。
初めて森川さんを知ったのは、NHKのこころの時代の特集で、森川さんの活動内容と、その背景にある心の動きに感銘を受け、彼の書籍を手に取りました。
「対話するだけでどうして心が癒されるのか?」から始まる、この書籍のなかの一文一文に大変感銘を受け、対話がもつ力や、そのあり方についてたくさんの共鳴もありました。
特に、書籍の中で、自殺希少地区の特徴として挙げられた、
「助け合わなければならないなどの重い人間関係ではなく、「『疎』で『多』な関係性がいい」という一節もとても心に残りました。
「疎」とは薄いつながりのことで、多とはその関係性が多くあるということです。
先に挙げた、熊谷さんの、
「自立は、依存先を増やすこと。希望は、絶望を分かち合うこと」と繋がるように思いましたし、関係性の多様性についても考えさせられました。
なぜなら、主催者自身が、感じ方に特性があるなかで、<薄い関係性>を保つことに苦手意識があり、常に、数としてはとても少ない<深く強い繋がり>に依存していることにも気付かされたからです。
また、書籍のなかで触れられた、疎と多の考え方は、トリセツワークショップで大事にしている、
“支援する側と支援される側ではなく、対等の関係性であること“、
“身近ではないからこそ、誰にも忖度せずに自己開示ができる“、というところまで通じていると個人的に感じています。
この二つは、特に脳の扁桃体が敏感な(Highly Sensitiveな感性を持つ)人にとっては、コミュニケーションをとっていく上でとても大事な要素であると感じています。
人と繋がること、その繋がり方の多様性を体感するワークショップ
どちらも、トリセツワークショップの骨格ができたあとに出会った考えでしたが、私では到底言語化されないものが言葉になっていたり、丁寧に説明がされているもので、今でも私のバイブルとして常に手元に置いています。
トリセツワークショップのご参加にご興味を持っていただく方は、「内観が初めて!」というよりは、すでにコミュニティのなかで対話の楽しさや重要性を気づいている方の方が多いようにも思います。
5回連続のワークショップの対話の中で、
自分の中での“金言“についても、触れる機会があるよう務めます!
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