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ピ~やん
2019年12月7日 05:29
薔薇を敷き詰めたクイーンサイズのベッドを見下ろしていると、いかにも自分は人生において”勝っている”男だと感じられた。あとはすずらんがシャワーを浴び終えてこの部屋まで戻って来るのを待つだけだ。薔薇のベッドに腰掛け、悠然とすずらんを待つこの時間こそ、人生において僕の自己肯定感が到達しうる臨界地点のようにさえ感じる。もはや、これ以上何を望めばいいのか分からない。有り余る余裕が恍惚に変わり、舌に