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本屋さんで紙の本を買う日(そのご)

【本屋さんで紙の本を買う祭り】

・本屋さんに行き、紙の本をあれこれ物色してカゴに入れていく。

・予算(5,000円)に収まる分を選び、購入する。

・買った本は、その後手放してもOK。


夏以来の開催なので、かなり久しぶり。

何度も訪れている京都の書店・丸善で、しかも今回は友人二名を連れて念願の複数名での祭りを開催した。

30分経ったら中間報告、次の45分で再集合して買う本を決定……という流れ。

自分一人だと時間を忘れて延々見て回ってしまうので、わいわい報告し合いながら本を選べたのは新鮮でとても楽しかった。

メガネかけて真剣に探した(そして選び過ぎた)


それでは、買った本の紹介。


●僕のマリ『記憶を食む』

●小川洋子『遠慮深いうたた寝』

●宝塚1stフォトブック 2022-2023 風間柚乃


なんか一冊毛色の違うやつがいるのがおわかりだろうか。

「紙の本を買う祭り」でこんなことをするのは初めてなのだけど、タカラヅカのご贔屓の写真集(しかもちょっと前の……)を買ってしまった。最近観劇に行って熱量が上がってきちゃって……あと同行した友人が熱心なヅカファンなので、その熱にちょっとあてられたのもある。

ぐふぐふしながら読んでる。文字量少ないのに全然読み進められない不思議。


こちらは他の書店でチラッと見かけて気になっていた本。

他に初めて出会った本もたくさんあったのだけど、「今読みたくて今日持って帰りたいのはこの子だ!!!」と思ったのでお買い上げ。

私の好きな食べもの系のエッセイっぽい。表紙も可愛い。


完全なるジャケ買い。装丁の良さに負けた。

写真だと表現しきれないけど、陶器のお皿みたいなデザイン!つるんとした青みの白に、藍色がほんのり滲んで。

しかも小川洋子さん。そして「9年ぶりのエッセイ集」の煽り文句。買わない理由がないな、と思わされてしまった。本って凄い。


友人たちの候補本を見るのもとても楽しかった。

今回は記録しなかったけど、劇作家さんのエッセイ(なのか詩集なのかよくわからない独特な本)や海外の児童書、フェミニズム系映画本や毒っけのある小説など、「そこに目をつけたか……!」と唸るラインナップたちだった。


〜迷って買わなかった本たち〜

今回ちょっと多過ぎるので、ザッと列挙。

このラインナップを見るに、今私はジェンダー(フェミニズム)や脳の障害(発達障害や認知症)に興味があるんだと思う。

一見つながりがないように思えるかもしれないけど、要は「自己と世界の関係性」というか、「自分自身と世界のつながり、境界」に意識が向いているというか。

私はこの世界に対してどう向き合っていくべきなんだろう、とか、自分が見ている世界が歪んでいたり、他の人と大きく異なる見え方をしているのだとしたら?とか、そういうことを常にうっすら考えている。

ただこのへんは自分にとっての課題図書っぽかったので「そういうのは祭りの外でふつうに買って読もう」と思い、今回は見送った。


紙の本を買う祭りでの判断基準は毎回違うけど、やっぱり「今これを読みたい/持ち帰りたい」っていう直感が大事な気がする。

あと、「今買わなくても、本当に必要だったらまた買うタイミングが訪れる」っていう信頼も。

『生きのびるための事務』なんかは、近いうちに買うと思います。


来年もやるぞ。

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