【マーダーミステリー】マダミス制作日記2 -コンセプト補足 好きを詰めましょう-
マーダーミステリー制作日記、今回はさらなるコンセプトの補足をしたいと思います。以下は前回までの制作日記です。
さてさて前回お話した私が大事にしたいコンセプトの結論は、結局「気軽に遊べる」でした。
そう、私がマーダーミステリーに魅力を覚えたのが遊びやすいからです。だからこそ「気軽に遊べる」コンセプトは外したくない。GMレスで、少人数(2人~4人)で、オンラインでもちょっとしたアプリを起動すれば(ミステリープレイやユドナリウムなど)初心者でも簡単に遊ぶことができる。この「少人数」というのがかなり重要で、たとえば私が「友人たちと遊びたいな」と思ったときにオンラインという場なら4人程度なら声をかければ集めることができるでしょうが、9人・10人となると当たり前ですが不可能です。(そんなに気軽に遊べる友達いない)
もちろんマダミスにはいろいろな種類があって、商業という点では大人数で遊ぶものが店舗では主流のようですが、では今の時期に「今からお店行って遊びに行こうよ」と誘えるかというと、かなり難しいです。(そんなリアルにすぐに外で集まってくれる友人いない)しかし「オンライン」で「少人数」なら、そんなに頑張らなくてもすぐに遊ぶことができる。気持ちはまさにサザエさんの「磯野、今から野球に行こうぜ」レベルです。大人になっても小学生のように集まってゲームをすることができる、そんな気軽さを味わえるのが「マーダーミステリー」というジャンルだったのです。
だからこそ「GMレス」(GM任意)という点が魅力的に映ります。ここは本当に大事です。実は私は昔からTRPGに興味があり、動画も結構観ていたのですが、どうしても周囲にGMをやってくれそうな人がおらず、結局過去に一度しかTRPGを遊んだことがありません。自分から行動しようにも、このTRPGだけは人に縁がなく、だからといってTRPGについて縁もゆかりもない友人に「GMやってよ」というわけにもいかず、かといって私がGMをやりたいわけでもないので「じゃあもういいか」と無為に時間は過ぎていって今に至ります。そんなとき、このマーダーミステリーなら「GMレス」でも似たようなロールプレイをしながら遊べると。そりゃもう飛びつきますよね、当たり前です。……たまにマーダーミステリーでも「作者がGMやるから気軽に声をかけて」「有償ならGMやるよ」というのを見かけますが、店舗ならいざ知らず、やっぱりネット上でまったく知らない相手と遊ぶとなると、かなり敷居は高くなります。そうなった場合「わざわざそんなことしなくてもGMレスで気軽に遊べる」マーダーミステリーのほうを選択してしまうのは当然の流れといえるでしょう。
あとは現状を踏まえるとオンラインでわかりやすいツールで遊べるもの。「ユドナリウム」です。これも大事ですね。ここは私があれこれ言わなくても以下の記事で咲村まひるさんがユドナリウムの優位性を語っているので是非読んでみてください!
さてコンセプトは固まりました。あとはどうせ趣味と実益と(広報を)兼ねるなら私の『好き』をたくさん詰め込んで、ちゃんとしっかりしたものを作りたいと考えました。
諸々考えて私は以下の3つの『好き』を含めたいと思います。
第一の好き:推し贔屓旅館
どうせ初めての自作マーダーミステリーを作るなら、その舞台そのものを私の大・大・大好きなものにできないかと考えていました。でもなかなか良いアイデアが思い浮かばずに困っていました。
そんな中、ツイッター上で推し旅館として『信州別所温泉 旅宿 上松や』様を紹介したら、上松や様のほうからフォローして声がけしてくれたのでした。
私「(……これはもしやご縁なのでは)……上松やさん、あの、これからマーダーミステリーというボードゲームの一種を自作しようと考えていますが、その舞台として実在の旅館である上松やさんを使うのはNGでしょうか?」(おそるおそる)
上松やさん「面白そうですね、いいですよ! OKです!」
――ということで本作は『信州別所温泉 旅宿 上松や』様を舞台にすることにしました! 実在の旅館とのコラボレーションです! 以下が公式サイトです。
旅宿 上松や様、急な提案にも関わらずご快諾くださり、ありがとうございます~! やったー!
基本的には上松や様と別所温泉の魅力をたくさん詰めた作品にしようと思います。現実の旅館を舞台にするため殺人事件は起こせず、シナリオやギミックは変化球となります。またパッケージを見るだけで上松や様と別所温泉を舞台にしているというのは一目でわかるようにします。それにコラボとはいいつつ、このご時世下での推し贔屓旅館支援の一環ですので、本作は無償で提供予定です。さらに自作発言さえしなければ、ネタバレも配信も有料公演も二次創作(?)も何もかもオールフリーにしようかなーと考えてます。私に一円も入らなくていいです。沢山の人に興味を持って貰ってなんぼの方向性なので! まあそもそも辺境作家のローカルな同人マダミスではあるので興味持つ人そのものが少ないしネタバレも流れようがないだろうとも……。
第二の好き:推しイラストレーター
さて実在する旅館とコラボを決めるからこそ、ちゃんとしたものを作りたい。――ということでイラスト・キャラデザ・アイテム・その他諸々本作に関するデザインをいつもお世話になっていて、大好きなイラストレーターのmomoさんにお願いすることにしました!
momoさんは推しイラストレーターでもありますが、親しくしている友人でもありますし、いつも私の名刺などデザインを依頼している信頼できる商業イラストレーターさんでもあります。なので今回もきちんと費用をお支払いしてお願いしております。
早速、既に幾つかキャラデザを頂いているわけですよ、やったー!
※こんな感じのキャラたちです、可愛いですね!
第三の好き:クトゥルフ要素!
そして最後の好きは『クトゥルフ』要素です。昔からずっと好きだったし、マダミスでは数も少ないので、どうせならと自分で作ることにしました! 信州別所温泉+クトゥルフ+温泉旅館! ドキドキ波乱カオスの予感! 混ぜるな危険!😉
以上、ということでコンセプトの補足説明でした。
完成予定は来年2月頭目指しています。この時期にも意味はあります。広報活動の一環です。
次はキャラメイクかゲームギミックのお話をしたいと思います~。