小児がん女子・シーズン2(0)

歳のせいか、記憶がどんどん薄れていくのを感じる。どうでもいいことばかり覚えていて、大切なことを忘れていっている。

たとえば、子どもの闘病の様子。あんなに辛そうにしていた子どもの姿が、どんどんかすれていっているようだ。もしかして、覚えていたくないことなのかもしれない。

長女が抱えた病は、おそらく生涯つきまとうものだ。正直、それをシーズン1では感じていなかった。この病気にはシーズン2がある。それに直面したとき、自分のあいまいになっていく記憶に腹が立った。きちんと記録していなかったことにも。

noteという便利なものがあるなら、それに乗っかって苦痛にならない程度に長女の様子を記録していこうと思う。


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