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アクアリウムをぶっ壊す~水替えその②~
皆さん、どうも僕です。
前回投稿した水替えに関する記事がそれなりに好評のようなので第二弾です!
前回は水替えに関する基礎知識と一番単純な水替え方法をご紹介しました。
今回は、大量に水槽があって水替えが大変な人向けのお手軽水替え方法の紹介です。
<半自動水替え>
準備するもの
・エーハイムコンパクトオン1000NEW
・延長コード
水中ポンプの電源をコンセントに直接差し込む形だと
取り回しが悪く、水替えに使えないので延長コードを使用します。
コンセントから各水槽までの長さを測って必要な長さの延長コードを購入
してください。コンセントは1口のもので大丈夫です。
・ホース(径:16/22or19/27)
上記水中ポンプは排水口が2段階になっており、16/22、19/27径のホース
を取り付けることができます。
大口径の方が排水量を上げることができると思いますが、その分ホースが
固く取り回しが悪いです。
水槽から、窓やベランダ等排水できる場所までの距離分のホースが必要と
なりますので、ご自身で測定をして必要な長さ分ホースを購入してくださ
い。エーハイム専用のホースである必要はないので、安いものをホームセ
ンターなどで購入しても問題ありません。
・ホースリール
蛇口に取り付け、水道から水を水槽に直接入れるために使用します。
水量が多いとバケツリレーを何十回もしないといけず、死にます。
こちらもホースの径が大きいほど、水量が多くなるので時短になります。
混合栓のある場所から水槽までのホースの長さを測定してから購入をお願
いします。
・ホースニップル
混合栓の蛇口の種類によりますが、ホースリールを取り付けできない場合
があるので、家の蛇口の種類を確認の上接続用のホースニップルを購入し
てください。
・浄水器
水道水には塩素が含まれているので、浄水器を通して除去する必要があり
ます。長期的にみれば、カルキ抜きよりは安くなります。
サンゴや硬水気味の地域で水草をやられる方は水道水に含まれるミネラル
分がサンゴや水草の生育に悪さをするため、カルキ抜き+ミネラル分を除
去する上位モデルを導入することをお勧めします。
浄水器と言えばマーフィードが有名ですが、分あたりの排出量やフィルタ
ー1本の除去能力を見るとアクアギーク社の物がオススメです
マーフィード社 NEOスタンダート 7ml/m フィルター寿命30~50t
アクアギーク社 Simple 14ml/m フィルター寿命100t
フィルターは交換用なので、必要になってからの購入でも問題ないです。
<水替え用道具の準備>
①コンパクトオンと購入したホースをドッキングする。
②混合栓とホースリールの取付ができるように必要に応じてホースニップルを蛇口に取り付ける。
<水替え手順>
①水中ポンプを水槽に沈める
②ホースの排水口を排水溝に設置する。
③水中ポンプの電源を入れる
④水槽の規定水位まで排水をする
⑤蛇口から出る水温を水槽の水温付近の温度に設定する。
⑥浄水器、ホースリールをセッティングする。
⑦水槽が満杯になるまで水を注水する
※⑦で注水時にボーっとしていると床が水浸しになるので注意しましょう
便利グッズとして規定水位で止水出来るものがあるようです。
淡水の場合は、庭に直接排水してもそこまで問題ないですが、海水は庭に排水すると、植物が枯れたり、地下に埋められている金属製のものが腐食する可能性がありますので、必ず下水へ流すようにしましょう。
<まとめ>
一式揃えると3万程度はかかりますが、基本的に壊れるようなものはほぼありませんので、数年は問題なく使えると思います。
浄水器のフィルターは定期的に交換しないといけませんが1年以上は交換しなくても使えると思いますのでそこまでランニングコストも高くないです。
魚を飼育するうえで水替えというのは一番大事な作業であると共に一番面倒くさい作業でもあります。その作業量を減らし、継続性を上げることに投資するのは、良い濾過機を買うのと同じくらい効率がいいと思います。
これよりさらに上位の水替えの仕組みとして浸水かけ流しというものがあります。
私は設置したことが無いですが、水換えの手間はゼロになるようです。
ただし、お金と1口蛇口が魚用に占有されることになりますが・・・・