ユーラシア大陸横断日記6 チベット滞在記 ギャンツェ・シガツェ
ユーラシア大陸を西へ西へ、中国の上海からポルトガルのロカ岬まで。
ラサでポタラ宮やジョカンをまわった翌日、260kmほど南西にあるギャンツェ、シガツェを目指します!
前回の記事はこちらです↓
ポタラ宮やジョカンなど、ラサをまわった翌日、ガイドさん、ドライバーさんとともにギャンツェへ向かった。
ラサからは南西におよそ260kmの距離にある。
車内ではチベットの歴史や、チベットが今おかれている状況など、いろいろと話してくれた。
時おり検問があり、そのたびに兵士から入域許可証等をチェックされるのだが、銃を持った兵士に車を停められるというのはやはり心穏やかなものではない。
自由を失ったチベット、その文化や人々のことを思わずにはいられなかった。
5時間ほどかけて、車はギャンツェの白居寺(パンコル・チョーデ)に到着した。
道中の緑のチベット高原、タルチョがはためく家々、ヤク達、道行く人々、車窓から飛び込んでくる景色のなにもかもが自分の知る世界とかけ離れ、いろんなことを教えてくれるドルチェさんのお話と相まってあっという間の4時間だった。
入口には金色のマニ車が並んでおり、自分もマニ車を回しながら進んでいく。
奥に見える大きな仏塔「ギャンツェ・クンブム」が白居寺(パンコル・チョーデ)のシンボル。
入口のマニ車からそのまま進んでいくと、本堂の大集会堂にたどり着く。
これまた内部の撮影はできなかったのだけど(確か撮影料が必要だったのかな?)、ドルジェさんが壁画や仏像のことを熱心に解説してくれた。
とても博識で、話を聞くにどうやら大学の先生のガイドもされているらしい。ここでも出発前にワンさんが「たくさん勉強してきてくださいね!」とおっしゃっていたのを思い出す。感謝…!
わざわざ日本語を話せるチベット人のガイドさんをつけてくれた。
ごはんをご馳走してくれたことも、そういえば、「学生さんだからね!」と旅行の費用をひそかにまけてくれてもいた。
ワンさん、本当にありがとう…
西寧で過ごしていた日々は、日本を離れて少し日がたっていたのもあって不安も多かったのだけれど、自分の旅をこうやって応援してくれている人がいるんだなと思った。
本堂を出て右にあるシンボル、仏塔ギャンツェ・クンブムは、文化大革命もなんとか生き残った貴重なもの。
塔の中にはさまざまな仏教、特に密教の壁画が残されていた。
やはりチベット仏教は密教の部分の魅力というか得体の知れなさがあって、いろんなことを教えてもらった。
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