ユーラシア大陸横断日記36 サグラダ・ファミリア(スペイン)
ユーラシア大陸を西へ西へ、中国の上海からポルトガルのロカ岬まで。
陸路・海路でユーラシア大陸を横断した、ユーラシア大陸横断(2008)の記録です。
ヴェネツィアのサンタルチア駅でローマから日本に帰る後輩を見送り、自分もそのままジェノバ行きの電車に乗りました。
再び1人の旅に戻り、また西へと進んでいきます。
前回はこちらです ↓
フランスからスペインへ
ヴェネツィアを出発し、翌朝ジェノバに到着。駅員さんに聞いてみると、3時間くらい待ったらフランスのニースに行く列車が出るらしい。
ジェノバに滞在しようかとも思っていたので、どうしようか、、、とちょっと悩んだけれど、行っちゃうことにした。
このときはどんどん先に進んでいきたい気持ちだった。
↑ おそらくニースの駅
その日の夕方にはフランスのニースに到着。
街並みは閑静だけれど活気があって、ゆとりのあるニースを歩く。
宿から歩いてすぐにコート・ダジュールの海岸に出られた。かの有名な海岸から地中海を眺める日がやってくるとは…、、なんとも感慨深くなりながら夕陽が沈む海を眺めた。
ニースでは3日ほど過ごし、鉄道でさらに西へと進んでいく。
フランスの南側、海岸沿いを駆け抜け、ニースからモンペリエ、モンペリエで数日を過ごしてから国境を越え、スペインのバルセロナへ。
この頃はとにかくどんどん進んでいった。
季節は10月の下旬、秋が深まって寂しくなってきたのかもしれない。
とにかく進んでいかないと落ち着かなかった。
↑ モンペリエの街
モンペリエからバルセロナの駅に到着したころには日も落ちて夜に。地下鉄に乗って最寄り駅まで移動し、バルセロナのユースホステルにチェックイン。
ヨーロッパはユースホステルが充実しているので基本的には泊まるところに苦労せずに済んだ。助かる。
バルセロナには大好きなサグラダ・ファミリアがある。
ぜひとも行ってみたかった。
バルセロナとサグラダ・ファミリア
翌朝、早速サグラダ・ファミリアへと出かける。
昨日バルセロナに着いた時には曇り空にときどき雨まで降っていたけど、今日はばっちり晴れた。
地下鉄に乗って、その名も「SAGRADA FAMIRIA」駅で下車。
地上に出る階段を登りながら、サグラダ・ファミリアはどっちだ~こっちかな~なんてきょろきょろして、ぐるっと振り返ったらそこにサグラダ・ファミリアが!
想像よりずっと大きくて感激!気持ちが高まってわくわくする。
大きくそびえる8本の塔を見上げながら歩く。
今まで見てきた建築とだいぶかんじが違ってて、見ていて面白い、楽しい建物。これを手がけたガウディは面白い人に違いない。
着工したのは1882年、100年以上も造り続けているのか…
12使徒を表す12本の塔。さらに真ん中らへんに170メートルの塔が建つらしい。でかすぎ。
サグラダ・ファミリアは目下建築中で、予測では完成は2256年頃といわれていた。
けれど、技術の進歩で2026年に完成するらしい。230年の工期短縮 笑!
そして、自分たちが見ている横で、おっちゃんたちが今まさにサグラダ・ファミリアを造っている。
「お仕事は??」
「サグラダ・ファミリアを造っております。」
そんなこと言ってみたい~!
地下には模型を置いた作業部屋みたいなのもあって、本当に目下建築中なんだなあとしみじみ。