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パンツが破れた。2年前の4月、アメリカはマイアミのZARAで買ったやつ。2週間近くの旅の中で、洗濯の手間と荷物を省くために捨てたい服を行きで持って行って途中で捨てて帰りに新しく買う、といういつもの旅ライフハックを実行した。海外でパンツを買うことをいたく気にいった俺はそのあとのニューオーリンズでもH&Mに行き3枚セットを買ったが、どれも1年以内にビリビリに破けた。その時期が近年もっとも瘦せていたというのもあるだろうが、やはりH&Mはファストファッションの中でも品質があれやわ、と思った一件である。それ以来H&Mでは服を買っていない。オフィスカジュアルの会社に勤めているのに。
うちに今ある服で最古のものは2012年の秋に買った無印良品のネルシャツである。軽音の同回の関谷が似たのを着ていていいなと思って買った。無印の衣類のサイズ感はいまだによくわからず、XSを買ったがMサイズの体形となった今でも問題なく着れる。逆に2年前に買ったSサイズの白シャツはめちゃくちゃパツパツで、そういうのがあるからもう無印では服を買っていない。オフィスカジュアルの会社に勤めているのに。
ばりばり現役、というわけではないが年に2度ほど履くジーンズがある。全くストレッチしない頑固な素材のためあんまり履かないようになったのだが、いまだに一番シルエットがすっきりして見える。ユニクロでいうところのレギュラーフィットなのに。このジーンズは2013年の正月、帰省したついでに鳥栖のアウトレット(九州の人間は鳥栖のアウトレットに行く習性がある)で母親に買ってもらった。帰省から大阪に戻ったとき、三角スタジオで橋爪君に「良いシルエットやな」と言われたのでそこから「良いシルエット」のジーンズだと思っている。一日フルで遊ぶときとかはその頑固さゆえ疲れるので履かないが、「今日は履いてみるか」という気分の時に衣装ケースの一番下から引っ張り出して履いている。次の出番を早く与えてあげたい。
明日はついに両家顔合わせということで、ユニクロで「感動パンツ」を買った。淡めの青色。上は昨年明大前の古着屋で6000円ぐらいで買ったジャケット(元値は10万円)である。ネクタイは前の会社をやめるときに先輩からプレゼントでもらったやつ、ネクタイピンは死んだ母方のじいちゃんの形見のやつ、靴はABCマートで5年前に買ったやつ、鞄は我が家唯一のビジネスバッグであるボロボロの吉田鞄でいく。顔合わせの格好はやれ統一感だやれ清潔感だとか言われているが、ちぐはぐ新郎の登場でむこうのご両親をびびらせてやる。
明日から東京で両親の相手をする4日間が始まります。