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ハオルチアが成長しすぎたら胴切りすべき?大切に愛情を持って育てる方法をご紹介します

ハオルチアは名前の響きも可愛らしいですが、その姿も、ほかの多肉植物と比べて、とても愛らしいですよね。可愛い姿の虜になって「ついつい沢山の種類を買ってしまった、、、」人も多いかと思います。

そんなハオルチアですが、気をつけて育てないと他の多肉植物と同じく、成長し過ぎて形が崩れてしまうことも。
なかには「気をつけてたのに徒長してしまって、胴切りするか悩んでるけど、どうすればいいのか分からない,,,」と困っている人もいるのでは?

そこで今回は、ハオルチアが成長し過ぎてしまった際の胴切りの方法や、その後の対策などをご紹介します。ハオルチアを永く、健康的に育てるための参考にしてください!


ハオルチアが成長し過ぎたときの対処法

ハオルチアを含め、植物が成長し過ぎた姿を徒長(とちょう)と言いますが「徒長=病気」ではありません。徒長は主に光不足による反応ですので、育成環境を改善すれば「ほとんどの場合で、放置しても枯れることはない」です。
なのでハオルチアが成長し過ぎて、大きく形が崩れてないなら、過度に心配しなくても大丈夫です。

そのままの姿を可愛がってあげる

ハオルチアの形が大きく崩れていない場合であれば「徒長した姿を可愛がりながら育て続ける」のも1つの選択です。
先ほどお伝えしたように「成長のしすぎ(徒長)=病気」ではないので、生育に大きな悪影響が出ることはありません。

しかし、徒長した茎の重みで折れてしまったり、場合によっては栄養供給に偏りが出たり、その後の生育に影響しますのでこの場合は胴切りをお勧め。

ですがハオルチアの場合は成長し過ぎても、早めに気づけばそこまで大きく形が崩れることがないので、徒長後の姿を可愛がってあげても良いかと思います。

胴切りをする

もしもハオルチアの形が大きくくずれて「生育に悪影響が出そうな場合は、思い切って胴切りをしてあげるのも良い」かと思います。
ですが「見た目が悪い」からと無闇に胴切りしてしまうのは可哀想です。

先ほどもお伝えしたように「ハオルチアが伸び過ぎても病気になったわけではなく、むしろ元気に成長している最中」です。生産者としては、優しく成長している姿を見守ってあもらいたく思います。

ですが、万が一「成長し過ぎて形が崩れ、生育に悪そうだな…」と感じたら、以下の方法でハオルチアを胴切りしてあげましょう。

ハオルチアの胴切り(仕立て直し)方法

ハオルチアの胴切り(仕立て直し)方法は、基本的には他の多肉植物を胴切りする方法と同じです。成長期に入る春または秋に行ってあげると、胴切り後も元気に育ってくれます。

ハオルチアの胴切りに必要なアイテム

ハオルチアを胴切り(仕立て直し)する際は、以下のアイテムを用意しておくとスムーズに作業できます。

  • 細目タイプのテグス
    ※2号ポッドほどなら2号テグス
    ※2号以上のポッドなら3号テグス

  • テグスカット用のハサミ

  • 殺虫殺菌剤

  • 化成肥料

  • 葉挿し用の「鉢・鉢底ネット・鉢底石・土」

ハオルチアの胴切り後の管理方法

胴切りするハオルチアは、ある程度の大きさのある子で行いましょう。サイズが小さかったり葉の数が少なかったりする子は、胴切り後にうまく成長してくれない可能性があります。

胴切り(仕立て直し)に不慣れな人は、大きなサイズで葉っぱがモリモリついている子からトライしてみてください!

  1. テグスを30cm〜40cmほどにカット
    ※テグスが短すぎると、力が入りにくかったり茎に巻き付けにくかったりするので、長いサイズにカットするのがおすすめ

  2. テグスを入れるために「葉っぱを10枚ほど取り除く」
    ※「カット後に胴元と胴先に葉っぱが残っている状態」が重要
    ※カット後にある程度葉っぱが残っていないと、カット後に元気に育たなくなる可能性があります

  3. テグスをゆっくりと茎に巻きつける
    ※テグスが元気な葉っぱに引っかかっていないかを確認しながら、テグスが胴元に食い込んでいくのを確認します

  4. テグスが胴元に届いたら思い切り力を入れて「カット」
    ※テグスが胴元に届いたのを確認したら、左右の手で持っているテグスを力一杯に引っ張って、思いっ切りカットしてあげてください

  5. 切り口を乾燥させてあげる
    ※胴元と胴先に、それぞれ葉っぱが残っている状態に胴切りし、しばらく放置しておくと両方から子吹きしてきます
    ※その後は状況に応じて殺菌剤や肥料などをあげてください

胴切りのポイント
ハオルチアの胴切り(仕立て直し)ポイントは、最後の水やりから1週間以上は空いている状態がベスト。
水やり直後は葉がパンパンなので、葉や土が乾燥している状態になってから胴切りしてあげてください。

※ある程度の大きさのハオルチアを胴切りしてあげることで、成功率が上がる

※胴切り後に「胴元と胴先に葉っぱが残る状態」にカットしてあげると、元気に子吹きしてくれる

植物が成長(徒長)し過ぎてしまう原因

左:通常の女仙(メセン)/右:徒長した女仙(メセン)

そもそも、植物が成長しすぎる「徒長現象」を起こしてしまう原因は以下の理由です。

  • 日光不足

  • 水のやり過ぎ

  • 肥料のやり過ぎ

  • 多肉植物の多くは降水量が少なく・栄養価の低い土壌に生息しています。

過度な肥料やり・水やりは不健康の原因です。直射日光だと葉焼けしてしまいますが、日光を好む子なので、原産地をイメージしながら育ててあげてください。

ハオルチアなどの多肉植物が成長(徒長)し過ぎない育て方

エケベリア属ハロウィン
育て方で全く異なる

徒長を防ぎ、健全に成長させるには以下のポイントを意識してあげてください。

  • 直射日光の当たらない窓際・ベランダなど、その植物に適した場所で管理する

  • 肥料は基本的にあげなくて良い

  • 水やりは成長期なら「2週間に1回ほど」/休眠期なら「1ヶ月に1回ほど」

詳しくは以下の記事でも過去に解説しているので、ぜひこちらも併せてご覧ください!

まとめ:ハオルチアなどの多肉植物の胴切り(仕立て直し)はしなくても元気に育ってくれます!

ハオルチアが成長し過ぎた姿(徒長)は病気ではないので、その後も問題なく元気に育ってくれます!

なので結論としては、基本的には「ハオルチアの胴切りは不要」だと思っています。伸び過ぎた姿でも、元気に問題なく成長中なので、温かく見守ってあげてください。環境を改善してあげれば、年月はかかりますが自然と整った形になります。

どうしても胴切り(仕立て直し)をご検討される方は、ある程度大きなサイズの子で行いましょう。
今回は「ハオルチア成長し過ぎたら胴切りをすべきなのか?」というテーマをお伝えしました。ぜひ、今育てているハオルチアを永く愛でる際の参考にしていただければ幸いです。

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