[読書記録]春、戻る(瀬尾まいこ) / 春のような視線
どうなるのか全く見当がつかずにじりじりとするほどでした。笑 年下のお兄さんが現れるって…、ああなのかな?こうなのかな?とその謎にいろいろな想像が沸いては消え、沸いては消え、という感じでした。
でも、読後はとてもあたたかくて、本当に春のような、じんわりと良いお話だったな、と思いました。
あたたかい視線が自分の周りのどこかにあることって、それだけで身体の芯の部分がきゅっと強くなりますね。そしてまた少し料理への熱も取り戻せそうです。
それと、山田さんの一家はとてもあたたかく、山田さんがどうして山田さんなのかをどっしりと描かれていて、やっぱり瀬尾まいこさんってすごいなぁ、と思います。
なんだか平和であたたかくなるお話でした。
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