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jakoko
ちょっとした贅沢
寒い日が続くと、「あたたかい」ことはとても贅沢だと実感します。
今日は冬の日のしあわせ、お風呂のお話をしたいと思います。
最近私は、なんと二十年ぶりに、一人でお風呂に浸かれるようになりました。
年末、私のコロナウイルス罹患をきっかけに、さんちゃん(三男)がお風呂に一人で入れるようになったのです。
一人で入るためのきっかけがなかっただけなのかもしれない、と今になれば思うのですが、正直に言うと、とても嬉しいです。
振り返ってみれば、たろちゃん(長男)が生まれてからというもの、当たり前のことなのですが、入れ替わり立ち替わりほとんど一人での入浴はかなわず、ここまでとても、とても長い道のりでした。
ようやく、私にも、のんびりと一人で湯船に浸かっていられる、そんな時間が戻って来たようです。
いつか振り返れば、子供達とお風呂に入っていた頃を懐かしく、貴重でしあわせだったと思う日も来るのかもしれません。
でもたった今は、一人暮らしに胸を弾ませる少女のように、まだわくわくしています。
入浴剤を選んでお湯を沸かし、本を持ち込んでのんびりと汗をかくまで湯船に浸かり、一人のお風呂で贅沢な時間をかみしめています。
こうやって、私は少しずつ私に戻って行くのだな、と思います。
子供達と過ごす大切な忘れ難い時、というのもかたやあります。
ただ今は、ついにお風呂に一人で入れるようになったことを、本当に羽ばたくような気持ちで、贅沢に感じているのです。
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