📖『場所と人を巡る雑誌 わたりどり』爆誕🎂秘話その2
【故郷】ってなんだろう?
鳥丿豆出版『わたりどり』の特集を【故郷】にしたよもやま話〜!ほぼ、代表の鐘白の悶々とした気持ちになりますが、悪しからず。
私はずっと、
「人には『故郷』という『自分の本当の居場所。最期に骨をうずめる場所』が存在する」
と、半ば強迫観念の様な思いを持っていました。
生まれ育った地元が窮屈で、学校も、周囲の人間関係も何もかも嫌で嫌で仕方がなく、
(私の居場所はここじゃない……さっさと出て、自分らしく生きるんだ。)
など、考えながら屈折した学生時代を過ごし、就職のタイミングで念願の都会へ出てきました。しかしながら、こっち(首都圏)で暮らしていても、
(ま、ここは仮で今いるだけ。ずっといるところではないしな……)
という気持ちのまま。
今は年に2回ほど帰省しています。紆余曲折あった家族や辛苦を舐め合った友人に会い、地元の景色を見て、実家の食事を摂ると、
(懐かしいな。この場所で自分が作られたんだよなぁ……帰省頻度増やそう。)
などと、しみじみと考えます。けれど
(またここで暮らしたい!地元最高!大好き!)
とは思えず。でも、今の場所も自分がいる場所とも思えず……
「本当に自分が帰るべき場所がどこなのか?そんな所があるのか?そもそも、何をもって故郷と言えるのか?結局、『故郷』って何なんだろう?」
私の中では悶々と、どこに置けばいいかわからない思いが増しています。
生まれた場所で一生を過ごしながらも別の場所を夢見る人、何十年も帰っていない地元を自慢する人、知らない土地で一から生活を築き上げた人……
そして、代表の話が続きますが、昔から実際の場所や土地を舞台にした漫画やドラマ、小説やアニメが好きでした。
「いろんな人の『故郷』が知りたい!自慢も、そうでないことも、その人が肌で感じたこと、住んでみた感想に、その土地の風土や育まれたものも全部!!」
とまあ衝動的。
こんな感じで、『場所と人を巡る雑誌 わたりどり』の構想が出来上がりました。
めでたしめでたし(^^)
(寄稿者募集、作品編集、デザインetc……戦いはまだ始まってもいない、とは露にも思っていなかった。)