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元不登校が、「学校に行きたくない」と言う子どもにどんな言葉をかけてあげられるか、考えた

これは今の人生がしっくり来ていない社会人の方へも伝えたいし、参考になったらうれしいです。

「行きたくない!」
4歳の息子が、インターナショナル幼稚園に行きたがりませんでした。

こんな時、困ってしまいます。
無理やりでも行かせる方がいいのか、本人の意思を尊重した方がいいのか。

無理やり行かせた結果、苦しませてしまったらどうしよう。
本人の意思を尊重した結果、そのまま学校へ行けず、そのあとどうしたらいいんだろう。
と。

今回は、僕自身が楽しく仕事していて、それを見た息子が僕と一緒に仕事したい!と言ってくれてたのを思い出して、こんな声かけをしてみました。

鳥山「ゆっちゃん、一緒に仕事したいって言ってくれてたじゃん?一緒に仕事するためにゆっちゃんができること増やしておいてほしいんだけど、新しい壁にぶつかった時、やってみるのとすぐやめちゃうのと、どっちの方ができること増えると思う?」

ゆっちゃん「やってみるの」

鳥山「幼稚園はどうする?行ってみてできること増やす?あきらめてやめる?」

ゆっちゃん「行ってみる!」

そして1ヶ月が経ち、「けっこう楽しい」と。

やってみて楽しいことがあると知れてよかったなと思いますが、今後本当に楽しくなくて、学校行かない!と強い意思を見せたら、その時はなんて言おうかなと考えました。

その答えが今回の記事です。


不登校だった過去

僕自身が小学校で1年間、高校で2年間不登校でした。

小学校では友達がいじめられているのに何もできない自分が悲しくて、居場所がなくて行かなくなったのがきっかけでした。
行っても、まわりと同じことができずに多動な僕は窮屈でした笑

高校では遅刻するとめちゃくちゃ怒られるので、遅刻と欠席なら欠席の方が得ではないか?というので休んだのがきっかけでした。

なんのために学校行くんだろう?なんのために生きているんだろう?みたいなところから、ますます夜眠れなくなり、朝起きれなくなり、の悪循環でした。

当時は相当、自分で自分をダメ人間だと追い詰めて、生きるのをやめてしまいたいぐらい苦しみました。

そんな僕が学校に行けない子に何か言うとしたら、「夢中になれるものを見つける行動をするといいよ」と伝えます

不登校はチャンス

学校が合わない、学校は行きたくない、となった時は、その事実をマイナスに考えがちですが、実はチャンスなのではないかなと。

なぜなら、同世代のみんなが学校に行ってる時間を他のことに使えるからです。

そこで自分が夢中になれるものに全振りすれば、学校へ行ってる子が太刀打ちできないほどの力を身につける可能性があります。

と言っても、誰でもその夢中になれるものがある訳ではありません。
なので、夢中になれるものがないとしたら、それを見つけるための行動をし続けてほしい、と伝えるかなと思います。

実際、僕は自分が夢中になれるもので救われてきました。
そしてそれが仕事にもなりました。

夢中になったもの

僕は幼稚園では、友達と遊ばず一人で過ごしていたのですが、寂しかった思いはありません。

というのも、ずっと泥団子まるめに夢中だったからです。なぜ泥団子まるめに夢中になっていたのかはわかりません。

とにかく真球にして、それを下駄箱の中にセットした乾いた盛り土の上に置き、翌朝それがひび割れずに乾いているか見に行くのが楽しかったです。

たいていひび割れてしまうので、うまくいった時の感動はひとしお。

そんなわけで、一人で過ごしているかどうかなんていうのはまったく気にしていませんでした。

夢中になったものは泥団子まるめに始まり、ポケモン、ウイニングイレブン、バレーボール、高校への受験勉強、ボクシング、英語の本質探求、バンド活動、おもしろい授業の追求、起業への挑戦(マーケティング、ブランディング)…。

不安に襲われた時、救ってくれたのは、夢中になれるものたちでした。
プレゼンで失敗した、友達に冷たくされた、先生に叱られた、好きな人に嫌われたかも?、今の環境は苦しい、この先どうしたらいいんだろう…。

さらに夢中になれるものは苦しみを無効化してくれるだけでなく、同時に自分に強さも与えてくれます

実際バンドマンとして、プロボクサーとして、教師として、マーケターとして、お金をいただいてきました。

『人生で大切なことはすべて〇〇が教えてくれた』というのは本当にあると思っていて、〇〇に当てはまるのはその人が夢中になれるものだと思います。

現在の夢中

僕は今、ブランドづくりに夢中です。
ブランドをつくるためにできる支援を考えることも実行することも楽しい。

今も、編集ライター講座で出会った仲間と、言葉の力で経営者の考えや思いを社内外に伝えるサービスをつくりたいなぁと企画していて、それがものすごく楽しいです。

それに賛同してメッセージしてくれる仲間がいて、さらにうれしい。
この企画は経営者さんにすごく喜んでもらえる、価値を生めるな、とワクワクしています。

夢中は人生を豊かにする

夢中になれることがあるって、とっても幸せだと思います。それがお金を生もうが生むまいが関係なく、幸せだなぁと。

不登校だった僕も、数々の夢中が不安から救ってくれました

人は基本的に、暇なほど悩み、不安になるんだと思います。(忙しいと悩む暇もない)

嫌なことで暇がないのは苦しいですが、夢中になれることで暇がないのは、幸せだと思います。

人生は壮大な暇つぶしですからね。笑

ということで、学校に行けない子に何か言うとしたら、「夢中になれるものを見つけるといい、夢中になれるものに出会うためにいろんな経験をしに行くといい」と言うと思います。

たとえば

  • 興味があることに挑戦してみる

  • 新しい趣味を始めてみる

  • 気になるイベントや場所に行ってみる

  • 普段会わない人に会ってみる

夢中になれるものを見つけることが、自己発見と成長の旅であり、人生を豊かにしてくれるはずです。

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鳥山慶樹|Yoshiki Toriyama
埋もれた価値を、未来に残す道のり、精一杯がんばります! ありがとうございます。