あれを食べるとテストステロンが増す!?許されたドーピング効果??系統的レビュー!
精子の質が悪くなる原因
精子の質の低下の原因の一つとしてあげられるのは、活性酸素(フリーラジカル)の影響があります。
2015年論文(R)で、精液の質やp精子の生物学的パラメーターは、フリーラジカルの生成の影響下で大幅に低下することが示されています。
その原理ですが
フリーラジカルは、自由電子のために体内で高い反応性を持っています。
この電子は、老化の原因であり、身体に悪さをするため、無毒化しなければなりません。
ただ、エネルギーを生成するために行われる細胞内の酸化反応中に、発生するためフリーラジカルを完全に生成させないということは不可能になります。
これを無毒化するために必要な物質は、ファイトケミカルなんかで知られている抗酸化物質なのですが、抗酸化物質が体内で不足すると、自由電子の放出のために、白血球または精子によって自由電子が生成させるということなんです。
つまり、酸化ストレスで発生したフリーラジカルをどうにかするために、白血球と精子が使われてしまうというわけです。
わざわざ、生殖機能や免疫力の低下を招く白血球や精子を使ってまで、活性酸素をどうにかしないといけない理由ですが、
何度も言いますが、我々すべての生物は子孫(遺伝子)を残すことを目的として存在しています。
長期的に見て活性酸素を放置するより、生殖機能や免疫力の一時的な低下の方が、長生きして子孫を残す可能性があると遺伝子に組み込まれているということです。
トレーニーが、風邪を引きやすい理由
この論文からスポーツ選手が、風邪を引きやすいのは、白血球が活性酸素対策のために使われて、免疫力が低下した結果ということが示唆されます。
当然その他の要因もあると思いますが…
しかし、こうなってしまうと筋肉を肥大させるために働くテストステロンが、活性酸素対策のために使われてしまいます。
この状態では、筋肉を増やすために効果的な状態とは言えないかなぁと…まして、こんな状態で、自慰行為を行うと筋肉を増やすことに関して言えば壊滅的に…
当然最低限生きていくためには、ボディビルダーのような骨格筋は必要ありませんから、筋肉の発達に使われるはずのテストステロンが活性酸素対策のための精子生成に使われちゃうとなると筋肉の発達速度が低下してしまうのも仕方のない話なんです。
例えるなら
活性酸素(生活費)
投資や貯金(筋肉)
資産(白血球・精子)
生活費が膨大になると資産を切り崩して生活していかないといけません。そんな中、投資や貯金をすることはできない。こんなイメージです。
だから、活性酸素対策しようねってことで、2021年のイランにあるイスラムアザド大学の研究で、活性酸素対策もでき、テストステロンの上昇、元々我々に備わっているステロイドの一種の活性化を起こす食材があるよって事で、論文が示されていますので、ここからはマガジン購読者向けに論文を紹介します。
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