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10週目: 盗撮騒ぎのTwitterから離れたい

こんにちは、虎塚です。

アイキャッチ画像はChatGPTに生成してもらいました。Twitter依存症の人間とそうでない人間を依頼しましたが、まるで依存症が二人いるように見えます。なお、私は今月でTwitter利用歴15年になる誇り高きツイ廃なので、この記事ではあのWebサービスをXではなくTwitterと呼びたいと思います。

そう、今回は大学の話というよりTwitterの話。もっというと、Twitterが学業と心の健康に悪いので距離を取ったほうがいいと思っているという話です。

今週末のバンクーバーは天気が良く、気温も上がり、私は普段通りコースワークと研究のタスクに追われ、充実した時間を過ごす予定でした。ところが、あるニュース記事を読んで愚かにも言及してしまったために、その話題が脳内とTwitterのタイムラインを占めて、気持ちが落ち着かない週末になってしまいました。

その記事は、トロント大学の留学生が寮のシャワールームで盗撮をして、警察に逮捕されたという内容でした。私自身も現在カナダの大学に在籍して寮で暮らしているため、他人事とは思えませんでした。とにかく何よりも、被害に遭われた方々がケアされて欲しいと思いました。逮捕の報道があった今、その学生たちがシャワールームに入るたびに、嫌悪や恐怖、怒りの気持ちを思い出さないはずがないことは、想像すればわかります。

一方、Twitterの日本語圏でそのニュースが広まった後の展開は、いつも通りのお祭りでした。ニュースは逮捕された人の氏名と年齢、顔写真、留学生であることしか公開していませんでしたが、名前から日本人と推定した人たちが、当人の経歴を探り、広めているのを見ました。さらには、逮捕された人が会話する様子を録った動画をもとに、当人の英語スキルを云々する人たちを見たところで、盗撮をmuteしました。

このようにTwitterはいつも通りでしたが、わざわざその様子を視界に入れて気分が沈んだ自分にうんざりして、情けなくなりました。逮捕者の非公開情報をオモチャにすること自体は、犯罪にならない範囲であれば個人の勝手でしょうから、なくなることはないでしょう。そして、日本語圏でこの話題が広まれば次はこういった展開になると、ニュースを見た時点で予測できたはずでした。ならば、事件については触れず、関連する単語をすぐにmuteするべきでした。議論されるべき問題が、pointlessな細部への執着と論点のずれによって流され、忘れられるのがいつものパターンで、これ以外はまずないからです。

ああいった喧騒から距離を取れるのがここにいる価値の一つなのに、何をやっているんだろう? 人生は短く、学生時代はさらにずっと短い。盗撮だとか盗撮犯の情報だとかで、ニューロンを強化したいのか?

そう感じた土日でした。反省して、今週は少しTwitterから離れられるかもしれません。……無理かもしれません。

ではまた。

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