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大塚国際美術館(鳴門市)


人気上昇中の大塚国際美術館を訪れた。

システィーナ礼拝堂天井画をベンチに座ってゆっくり眺める。見上げるにも座ってるから楽。
係の人がレーザーポインターで絵のストーリーや見どころを解説してくれた。
ここでは全て原寸大に復元している。
天井は高く、現地での距離感もこんなだろうか。

去年バチカンへ実物を見に行った友人に話を聞いた。
観光客は一列になって進むので、途中で立ち止まることは禁止されている。絵を見ようと上を向いたら転倒しそうで、ゆっくり鑑賞することはできなかったらしい。

鳴門海峡に近く、建物は景観上ほとんど地中にある

大塚国際美術館は1998年に開館。
厳密には美術館といってもいいのかどうか?
つまりここの絵はフェイクで、ホンモノの絵画は展示されていないから。
全て特殊な方法で焼かれた陶板画である。

陶板画の制作は、許可を得て実物の写真を撮り忠実に原画の色やタッチを再現する。また原画と同じサイズである。

陶板なので、将来も表面が劣化したり変色したりすることはないという。絵筆のタッチも再現してある。絵に近づいたり触ったり、自由に写真を撮影して良いから親近感がわく。

6年前のNHK紅白歌合戦で、米津玄師さんがこのシスティーナ大聖堂から生中継で「レモン」を歌った。それ以降訪れる人が急増、一気に人気スポットとなったらしい。

ポール・デルボーも。

全てがフェイクだと割り切ればよく、それも楽しい。
つまり大掛かりな「美術館テーマパーク」なのだ。
ほんとうは原画を見たいけれども、外国へは簡単に行けないし、現地でもたぶんゆっくり見ることは叶わない。

オススメは、どのジャンルの絵を楽しみたいかまず決めてから、重点的に鑑賞するのが良いかと。
何せだだっ広く展示の点数も多い。
最初から説明を読みながらゆっくり回ったら、くたびれて途中で時間切れになる。

有名絵画と親しむ遊園地だと認識して、ぜひお越しください。屋内なので雨でも見て回れます。

ゴッホのひまわり🌻になりきってみる



生きとし生けるもの
みんなが幸せでありますように。

🧧Have a good time🧧
Take it easy❤️

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