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世界一ワクワクするリーダーの教科書—奇跡のチームをつくるたった1つの方法
はじめに
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こんにちは。伊藤 航です。
いつも本の紹介をご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は株式会社てっぺん代表取締役である大嶋啓介さんの『 世界一ワクワクするリーダーの教科書 』をご紹介いたします。
最近、YouTubeでも本の要約動画がありますが、やはり読んだ人によってピックアップするポイントが異なっていて面白いです。
下記リンクの動画は2つの項目を取り上げていましたが、そのうちの1つが大嶋啓介さんの提唱する「予祝」でした。私もこの章は衝撃を受けました。
あまり聞きなれない言葉ですが、昔から言われている「思考は現実化する」の概念を見事に活用した素晴らしい夢の叶え方です。
今回の記事では3点目でご紹介していますので、乞うご期待!!
どんな心で×何をするのか=結果
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やること(仕事など)は決めていても「どんな心でやるのか」を決めている人は少ないと著者は言います。
確かに私たちはどんな仕事をするかにばかり気を取られていて、肝心のどんな心で取り組むのかを疎かにしがちです。
これまで「どんな心で」を意識することがほとんどなかった人でも、「どんな心で」を決めると、結果も人生も劇的に変わっていくそうです。
本書ではお笑い芸人の千原ジュニアさんの例を取り上げて、面白いことが起きる人は、日常で面白いことに視点を当てていると解説しています。
そうすると、逆に面白いことが起きない人は、面白くないところに視点をあてていると言うことができます。
つまり、人生を楽しくできるかどうかは、現実が決めるのではなく、自分の心が決めるのです。
著書が累計500万部を突破されているベストセラー作家の浅見帆帆子さんに、「帆帆子さんにとって、人間力とは何ですか?」と大嶋さんが質問をされたそうです。その回答に私も感動をしました。
「私にとって人間力とは、いま目の前のことを楽しむ力。楽しいことばかりが起こるわけではない。うまくいかないとき、困難なことが起きたとき、その困難をどう面白がれるか、どう楽しめるかが、人生においてもっとも大切な力だと思います」
同じように、天才作家のひすいこたろうさんにも質問をした際の回答は次のようなものでした。
「どんな困難が来ても、楽しむ力」
同じだったのです。
どんな出来事も面白くできるし、どんな出来事も楽しくできる。そして、どんな出来事も面白くすると決めると、面白いことしか起こらなくなることを学びました。
「メンター型」と「コントローラー型」
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リーダーシップには「メンター型」と「コントローラー型」があります。これは究極のリーダー育成をされている福島正伸先生から著者が教えていただいた学びだそうです。
コントローラー型とは、権限や恐怖、飴とムチで相手をコントロールして動かすリーダーシップです。これは簡単に人が動くので、これまで多くの指導者がやってしまっていました。著者の大嶋啓介さんも、元々コントローラー型だったと言います。
しかし、コントローラー型では、依存型人材を育ててしまいます。
「指示がないと動けない」「リーダーの顔色ばかり伺う」「自分の意思で動けない」・・・・・・など、他人や環境に依存する人材になってしまうのです。
依存型人材ではなく、自立型人材を育てる究極のリーダーシップがあります。それが、メンター型リーダーシップです。メンター型は、権限や恐怖は使いません。「憧れ」と「尊敬」を使います。
「あの人と一緒に仕事がしたい」「あの人のもとで、野球を学びたい」「あの人のために夢を叶えたい」そんな憧れと尊敬で仲間のやる気を引き出し、チームの力を最大限に発揮し、最高の結果をつくるリーダーが、メンター型リーダーです。
そのメンター型リーダーにもっとも重要な条件が、「生き様」です。
リーダーの生き様がすべてなのです。
「何を教えるかではなく、どんな生き方をしているか」
「やり方ではなく、どんな『あり方』を魅せていくのか」
最高のリーダーシップも最高のチームづくりも、人財育成も、そして子育ても・・・・・・大切なことは、「リーダーの生き様」なんです。
普段から、リーダーがどんな言葉を使い、どんな関わりをして、どんな姿勢で仲間と向き合っているのか。
どんな志で、どんなビジョンを持って、どんな信念を持って、仲間と向き合っているのか。
すべては、リーダーの生き様で決まる。
生き様は、選べます。生き方は、自分で選択できるのです。
あなた自身が、まずは、どんなリーダーになりたいのかを明確に決めることです。どんなポリシーを持って、チームをつくっていきたいのかを明確にすることです。
リーダー(上司)は部下を「能力」で見る人が多いですが、部下はリーダーを「人間性」で見ています。リーダーの生き様が組織をつくるのです。
あなたはメンター型ですか?それともコントローラー型ですか?
最強の夢の叶え方「予祝」
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「予祝」とは文字通り、夢が叶う前から先に喜び、先に祝うことで、夢を引き寄せることです。
じつは日本人が大好きな「お花見」も予祝です。
なぜ、日本人はお花見をするのか?じつはお花見こそ、古代から日本人が実践していた、夢を叶えるための引き寄せの法則だったのです。
昔から日本人の一番の願いは、秋にたくさんの稲が実り、お米がしっかり穫れること。その願いを引き寄せるためにやっていたのが、お花見だというのです。
桜が満開に咲いていることと秋のお米の実りを重ね合わせ、お米でつくられた日本酒で仲間とワイワイお酒を飲みながら、願いが叶ったことを想像し、先に喜び、先にお祝いすることで、願いを引き寄せる。
これを「予祝」と言います。
先に喜び、先に祝うことで、夢を引き寄せるというのが、昔の日本人がやっていた夢の叶え方だったんです。
著者の大嶋啓介さんはこの「予祝」の効果をかなり体験してきたと言います。
高校野球のメンタル研修で「予祝」を取り入れて、甲子園出場の夢が実現になったり、ある会社が「予祝」を取り入れて、業績がV字回復したり、とんでもない奇跡が連発しています。
なぜ「予祝」には、奇跡を起こす力があるのか。
なぜ「予祝」には、夢を実現する力があるのか。
それは「心が喜ぶから」です。「心がワクワクするから」です。
夢を叶えるためにポイントになるのが「心」です。いま「どんな心でいるか」が、ポイントになってきます。
「心(どんな心で)」×「行動(何をするか)」=「未来(結果)」
つまり、どんな良い行動をしても、マイナスな心でやると良い結果にはならないし、良い未来にならないということです。「未来」を変えるとは「いまの心」を変えることです。「いまの気分」こそ、あなたの未来なんです。
「いまのあなたの心の状態」×「行動」=「未来」
そして、最高の未来をつくりたかったら、こうなります。
「ワクワク」×「行動」=「史上最強の未来」
これが、最高の未来のつくり方です。自分の人生を最強にする方程式です。この「心の状態」をワクワクさせるための最強の方法が「予祝」なのです。
手段や方法は、もちろん大切です。計画やどんな行動をするかも大切です。しかし、心が不機嫌なのかワクワクしているかで、まったく未来は違ってきます。
夢を叶えるコツは、「心を喜ばせること」にあります。心からワクワクすることにあります。心から楽しむことにあります。予祝は、心を喜ばせる最強の方法なんです。
あたかもその夢が叶ったように行動するといつの間にかその夢が叶っていたということは至るところで耳にします。きっとまだ科学では解明されていないだけで、人間の潜在能力にはまだまだ秘めた力がありそうです。
自動車のエンジンがどのように動いているのか知らなくても私たちは車を運転することができます。パソコンやスマホがどういう仕組みでつくられているのか知らなくても毎日使いこなしています。
それならば、どうしてワクワクすると夢が実現するのか因果関係が分からなくても「予祝」を使わない手はないですね。
最後にあらゆるビジネス書作家が言い回しは違えど、みんな同じことを本で伝えようとしている内容を端的に表した文章をご紹介して終わりにしたいと思います。
「成功したから幸せになれるのではない。先に幸せであることが成功を生むのだ」
おわりに
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今回ご紹介した本書の要点をまとめると以下のようになります。
❶ どんな心で×何をするのか=結果
「人生のすべてを楽しむと決めると、楽しいことが起こる」
僕の大好きな言葉です。やることを決めるのではなく、すべてを楽しむと決める。やることは決めても「どんな心でやるのか」を決めている人は少ないのです。人間力とは、いま目の前のことを楽しむ力。
❷ 「メンター型」と「コントローラー型」
コントローラー型とは、権限や恐怖、飴とムチで相手をコントロールして動かすリーダーシップです。これは簡単に人が動くので、これまで多くの指導者がやってしまっていました。メンター型は、権限や恐怖は使いません。「憧れ」と「尊敬」を使います。チームの力を最大限に発揮し、最高の結果をつくるリーダーが、メンター型リーダーです。
❸ 最強の夢の叶え方「予祝」
「予祝」とは文字通り、夢が叶う前から先に喜び、先に祝うことで、夢を引き寄せること。日本のことわざ「始めよければ終わりよし」というのは、現在の心の状態が良ければ未来も良くなるという意味です。この「心の状態」をワクワクさせるための最強の方法が「予祝」なのです。「未来」を変えるとは「いまの心」を変えること。「いまの気分」こそ、あなたの未来。
※上記文章はきずな出版『世界一ワクワクするリーダーの教科書』より一部抜粋しています。
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