6月9日 3DS『カルドセプト』を少し引っ張り出す
ニンテンドー3DSの『カルドセプト』を再び引っ張り出す。3DS初期時代に出たゲームだ。
このゲーム、少し進めたがクリアせずにやめてしまった。なぜならゲームを進めてもルールがぜんぜんわからなかったからだ。「次はこれを出しなさい」というガイドが出るので、その通りに進めていったらなんとなく勝ててしまって、なんとなく先に進めてしまう。なんで勝ったかわからないまま。
ストーリーが面白いとかキャラクターがいいとか、そういうのは皆無だったので、この続きを見たいという気持ちになれず、やめてしまった。
作業が終わった後、あまりにも暇なので、もう一度『カルドセプト』をやってみよう。今度は基本ルールからしっかり熟読して、それからゲームに臨もう。
時間を掛けてガイドを読み込み……ああ、そういうことだったのか、と一つ一つを確認して、それからゲームをスタートさせる。
うん。
うん。
うん。
…………
つまんないね、これ。
普通につまらないゲームでした。
小さなマップで、小さな領地をせこせこと取り合って、展開が小さいというか、閉塞感がある。見栄えの悪いマップをただただグルグル回るだけの展開で、だんだんイライラさせられる。画面がごちゃごちゃしているのも、閉塞感を高めて気分が悪くなる。
カードバトルはカードが多すぎて、何がなんやらわからなくなる。一応基本ルールは読み込んだものの、カードに細かく書かれた記号がいまいちわからないし、解説も出てこない。出してから「ああ、そういう効果だったのか」ってなる。
カードは1枚1枚に細かいイラストが載っているのだけど、やたら無闇に種類が多すぎてすぐに把握できなくなるし、愛着も持てない。いろいろ描いてあるのがむしろごちゃごちゃ感を大きくして、画面を汚くしている(全体のレイアウト自体、いうほどセンスないし)。これは、むしろ思い切って10種類くらいに刈り込んだほうがいいよ。
結局はダイスを振って止まったところで何をするか、というゲームで、いい目が出れば勝てるし、出なければ負ける。戦略性……なんかあるのかな。そこすらいまいち見えない。
それで、ストーリーや映像に惹き付けられるか、続きを見たいと思わせるものがあるか……というとそういうものは何もない。そういうものは最初から捨ててしまっているゲームだ。ただその場所へ行くと、キャラクターがいる……というだけのものだ。これでストーリーモードをやってもらおう……というのはちょっと作り手は甘いんじゃないかな。
それでやっぱり「無題に壮大」なストーリーや映像は、無駄に思えても実は無駄じゃないんだな……と気付いた。「壮大」である必要はないけど、それなりに「小粋」であるべきだ。
これは例え暇な時間があったとしても、最後までやろうとは思わないわ。
うーん、またしてもやることがなくなってしまった。仕事終わった後の休息時間をどう過ごすか、考えないと……。
仕事もお金もないから、空白しかない。
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