【中国輸入&楽天】ってぶっちゃけ儲かるの?札束ウハウハ?タオバオ・アリババ転売の今!
ちょっと前はよかった。が今。
まずは私のことを少し。
約30年前…10代で中国語と出会い、中国語を勉強し、留学し、独立開業を夢見て頑張る、私はそんな女子でした。
「中国語ができる」を武器に会社で活躍し、
どの会社でも女性のなかではトップの層に君臨していました。
当時日本にいるチャイニーズは多くなく、
「中国語ができるやる気に満ちた日本人女性」は
まさにブルーオーシャンでした。
なので、とても重宝されましたし、給料もあがり、やりたいなと思う仕事は全てできました。
英語女子は内勤の事務員でしたが、中国語女子は、内勤のみならず、国内出張も海外出張もバンバンで、仕事の種類も多岐にわたり、社内だけでなく取引先のトップと会う機会も多くありました。
今、中国語ができれば、いい仕事ができますか?
と聞かれたら
「中国語が好きならやった方がいい。でも、そうではなくビジネス的に儲かるならやろうと考えているなら他のことをやったがいい」と答えます。
今は自動翻訳もありますし、英語も日本語もでき、優秀で賃金も安い中国人がごろごろしていますからね。
また、会社からしても、雇うなら超優秀なおばさんより、そこそこできる若い人の方がいいわけで、中国語市場で私の価値はある一定の位置で頭打ちを迎えました。年を重ねるにつれ、中国語以外のスキルも上げていく必要がありました。
楽天の今が、中国語で頭打ちを迎えた私に似ているなと感じます。
4年前、楽天は中国輸入のブルーオーシャンだったと思います。
ある時期から、amazonを主戦場としていた日本人セラーが楽天へ押し寄せ、猛者どもが青い海を狩りに来ました。それに加えTemuやSHIEN、Q10やメルカリSHOPSなど他のモールも台頭し、楽天のモールそのものの集客にも影響しています。
今や、中国輸入の儲かる仕組みは頭打ちを迎え、中国輸入は一般的なスキル以外のスキルもあげていく必要に迫られています。例えば、商品にオリジナル要素を加える、サムネイルや画像を独自目線でブラッシュアップする、動画を作るなどです。
状況は激化の一途。一寸先は借金まみれの厳しい世界。
amazon組はコンサル代に100万以上をつぎ込んだ猛者が多く、見せ方がうまく、商品も作りこまれたものが多いです。だからといって楽天で成功するわけではないのですが(ここポイント!)、楽天組は、やばい!やばい!黒船が来た!と焦ります。そして、オリジナル化せねば!とオリジナル化に集中していきます。
オリジナル化すると、ロットが増え、資金繰りを圧迫していきます。
やっとできた商品が世に出たときに、その商品のブームが去っていることも…。
リリースと同時にどーん!と爆発する夢は消え去り、
ちょろちょろと売れる商品を、スーパーセールにかけながらさばく日々が始まります。
さらに、オリジナル商品に力を入れていたため
時間と資金が足りず新商品のリリースが減っていき、気が付けば陳腐化した商品が並んだ寒い店舗に。月末の請求に悩まされ、借金ばかりが増えていく…
これがよくありがちな最近の中国輸入の楽天の店の実態です。
大手も続々参入。どう戦う?
楽天は大手もどんどん参入してきています。ヤマダ電機など大手はやはり強いです。ではどう戦うのか?それについては、知識、戦略、度胸が必要で、そのレベルが年々上がってきています。
それでもやるんだ!という覚悟が必要です。
儲けている店ももちろんあります。
そういう店舗は、商品選びがうまく、商品の見せ方にセンスがあり、価格設定と広告運用のスキルがずば抜けています。
ほとんどが儲かっていない。
これが現実です。
楽天は、儲かった分、楽天へ上納しなければなりません。
それでも儲かっている店は、他の収入の軸がある店が多いです。卸売りやふるさと納税など。
もしくはSNS集客のスキルが高いなど、他の店が苦手とする部分を得意とする店が元気があります。
amazonと違うのは固定客がつくこと、リピーターがつきやすいこと。広告費のROHASはとても良いです。
ただ、今までの楽天がおいしい市場だっただけで、今の楽天が普通の市場なのかもしれません。
日本人としては、amazonより楽天に元気になってほしいところです。