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2021年3月の記事一覧
子だくさんの家庭を築くつもりだった人が反出生主義者になるまで
人間の一生における幸福の量と不幸の量は平等だと考えていた。
若いときに苦労の多かった人は人生の後半で幸せになれる。
そう考えていた。
でも現実はそうではなかった。
一人で何十人分もの苦難を抱えた人や、ひなたに出ることなく人生を終える人がいることを知ってしまったのだ。
私は反出生主義者になった。
* * *
昔から反出生的な考えを持っていたわけではない。
むしろ出産賛美の価値観に染まっていた。