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スーパー育てにくい子が教えてくれたコト 3

絶対に寝てやるもんか!って思ってる?

産院から戻り、いよいよ自宅での生活が始まった。

けれど…寝ない。まったく寝ない。
常に添い寝していて、ずっと授乳状態。

うとうとしてくれた!と思って、そっと話すと、
「うっかり寝てしまった―!くやじぃぃぃ」
とばかりに大泣き。

仕方なくまた横になる…という生活。

(ちなみにですが、体重は順調に増えていて、決して母乳の量が足りないわけではありませんでした。ミルクは絶対飲まないし…)

当時の私と言えば。

「あれもこれも完璧であるべき」という人間だった。
(実際はまったく完璧じゃないのよ笑)

私は、そもそも社会が合わないタイプで、長女を出産時に、パソコン一台で一生外に出ないで働こう、と決めていた。

長女は謎に手がかからないことで、ずっと一人で遊んでいるタイプだった。
だから、在宅での仕事にとっては、ある意味都合の良い性質の子。

そのおかけで、次女が生まれた時には、すでにいろいろな仕事が手元にある状態になっていた。

母あるあるだと思うのだけど、二人目を産んだら、一人目と同じような子が出てくる、今思えばそんな感覚だった。

だから、これまでの、家事をしつつ、子育てもしつつ、在宅での仕事もできるはず。

それが、まったくそうはいかなかった。

たいていのお母さんたちが経験するであろう、「こんなはずじゃなかった」なのだけど、私の場合はそのはるか上を行く「こんなはずじゃなかった」だったのだ。

そばにいない限り、まったく寝てくれないのだから。

大げさに言っているのではなくて、本当にそうだったのだ。
一時も離れさせてはくれなかった。

どうしても仕事をしなくてはならない時は、前にだっこして授乳状態で、家事をする時もおんぶして。

いつもいつもずーーーっと彼女は私にくっついていた。

やらなくてはならないことがうまく進まない。
そのことは、私にとって最もストレスフルなことだった。

どうして私の邪魔をするんだろう…たぶんそんなことを当時は考えていたように思う。

この先もっと気がおかしくなるような日々がやってきて、自分の気持ちがそんなレベルを超えたところまで行ってしまうとは知らずに。


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