夫の一言に救われた。

コロナの自粛生活が解除され、段々と日常が戻りつつあるこの頃。

私は心がとても繊細で、人に言われた一言や私以外の人達の繋がりなど、普通ならスルーできる出来事を何度も何度もリフレインして考えて落ち込む癖がある。そして考えているうちに、現実に起こっていない事まで妄想して更に落ち込んでしまうのだ。

自粛生活が始まる前からそんなところがあった。

ただ、この長い自粛生活で、人との距離感を掴むのが更に難しくなってしまったように思う。

久しぶりのママ友との会話。子供達。

何気ない言葉や行為がとても気になる。自分の子供と他人の子供の行動を比べてしまう。

それで昨日は久しぶりに眠れなくなるくらい辛くなってしまった。

落ち込んだ時に話せるママ友や、共感してくれる誰かが沢山いたら心強いのかもしれない。

でも白状すると、私にはママ友が1人しかおらず、そして今回の一件にその人が関わっている。

母親には相談出来るが、この状況下で4ヶ月以上会えてない。

なので、唯一相談出来るのは夫になる。

夫は仕事熱心で、大らかな性格だ。

仕事に熱中するあまり、私の話をちゃんと聞いてくれないことは多々あり、それが喧嘩に発展することもしばしばある。

また、長所であるはずの大らかな性格のため、繊細すぎる私の話を、大雑把な回答で済まされることも度々あった。そんな時はいつも、なんでこんなに理解が足りない人と結婚してしまったんだろうと後悔する。

でも、そんな夫に今日は救われた。

子供のこと、ママ友との出来事、自分の性格や繊細さについて等色々と悩みを吐き出した私に、「パパだってそういう気持ちは分かるよ、別にママの考え方が悪いわけじゃない。上司に嫌な事言われてクソって思って腹立つこともある。でも、まぁいいや、仕事だし。って思うよ。日々色んな気持ちに振り回されるのも分かるけど、まぁいいやって思えたら良いんじゃないかな。仕事を失って路頭に迷っているわけではないし、五体満足で、健康でいられて、家族がいて。今日も良かったって思えば良いんじゃないかな。」

みたいな事を言われた。

まぁ、いいや。これは繊細な私には到底考えつかない最終兵器のような言葉なのだ。

その言葉を聞いて、なにかストンと府に落ちたように感じた。そうだよね、何があったって、所詮は他人だし、大事なのは家族が健康で元気で過ごせたという事だよなと。

大らかな夫らしい、ゆったりとした物の見方にとても救われた。

今日はしっかりと眠れるといいな。

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