漢方を飲み始めた
帰省から戻ってきた頃から不安と不眠が続いている。仕事に行って疲れても、なんだか寝られない。寝られないのは寝る前の過剰なネガティヴ思考のせい…
ということで、市販の漢方を飲み始めた。漢方のことを色々調べたが、本来漢方というのは自分の体質に合ったものを処方されるそう。漢方の世界で言う体質というのは、血・気・水で表されており、例えば「気が足りない」とか「水が滞っている」とか、そういった感じで考えられていて、「証」と呼ばれるらしい。なんとなく想像がしやすい。
この知識だけ持ってドラッグストアに行き、漢方の効能が書いてある部分と睨めっこした。
結果をお話しすると、私は今2種類の漢方が手元にある。以下は私が感じた効き目を書こうと思う。
最初に買ったものは、私が必要としていたものではないが、効き目が抜群だった。(効き目が抜群というのは、漢方なのでなんとなく語弊がある気がしますが、私はエネルギー飲料を飲むと体が震えたりするほど敏感であるので、この言葉を使います。)ネガティヴ思考はさっと消えた。ただ困ったことが起こった。ポジティヴ思考が止まらず寝られなくなってしまった(笑)
私が求めていたのは不安を和らげて不眠を解消するものであるため、この漢方ではない気がした。
二つ目に買ったものは、さほどの効果を感じなかった。不安がなくなることはなかった。いくらか和らいだ気はしたが、最初に買った漢方と比べると気分は劣っていた。なんとなく落ち着いてるかな〜くらい。
が、すんなりと眠りに入ることができた。眠り自体は浅いままだけど、とにかく入眠することができた。夜布団に入りながら不安に襲われて目をギュッとしたり落ち着けと自分に命じることもなく、スルッと眠れた。
漢方はそもそも処方してもらうものであり、自分でこれだと思って買ってしまうと中々良いものに辿り着けないのかもしれない。選ぶのが非常に難しい。それでも漢方は良いなと思ったのが、自分に合ったものだとバッチリと効くことだ。西洋医療の薬は特定の臓器に直接働きかけるので、確実にどこかが悪いとわかっているときは西洋薬を使いたいが、なんとなくずっと体が調子悪くて何が原因かわからないけど多分体質だろうな、という症状の時は、体のいろんな場所に作用してくれる漢方のほうが効く。例えば葛根湯。私は風邪の引き始めに葛根湯を飲むと、ビックリするほど治りが早い。風邪薬は、鼻に効く!とか、喉に効く!とかだと思うが、風邪の時は大抵全ての症状が出る。熱が出るほど重症化した場合は漢方を試したことがないのでわからないが、多分解熱剤の方が効くと思う。こういった違いがある。重症化する前段階に頼りたいのが漢方だ。
人によっては合う合わないがあると思うが、自分としては漢方の方が活躍する場面が多そうだ。それに漢方は人工的な化学物質ではなく植物由来の成分などを配合しているらしいので、なんとな〜く体に良さそうかな、とも思う。
今回の精神的なものは、そもそも市販薬がなかった。入眠導入剤はあったが、不安に作用するものはなく、どちらにせよ漢方しか選ぶ手段がなかった。こうして漢方生活の第一歩を踏み出した!
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