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スピッツ「ルキンフォー」 どこまでも続くデコボコの道をずっと歩いていこう
万人に元気を届ける歌と言っても過言ではない。
草野さんが自分自身を鼓舞するために歌った曲だと解釈するのが、一番適切だと思うけど、なぜか、多くの人の心に「元気」と「不屈」を届けてくれる不思議・・・。
「それじゃ ダマされない ノロマなこの俺も 少しずつだけど 学んできたよ まだまだ終わらない」
この最初の歌詞、とても大好きです。草野さんの作品の中で、これほどまでに挑発的に自分にはっぱをかけるような表現をした歌詞を思い出せない。
「疲れた目 こすった先に 捜し求めていた 灯りを見た」
俺は、もう何かを手に入れるチャンスを見つけたぜって歌ってる。
サビは
「ルキンフォー どこまでも続くデコボコの
道をずっと歩いていこう
初めてだらけの時から時へと
くぐり抜けた心 君につなげたい 届きそうな気がしてる」
【ルキンフォー(英語:looking for)】
直訳すると「探すこと、捜すこと」、be動詞が省略されていると考えると「探し続ける」とか、そんな感じかしら。
曲名も、歌詞も、「looking for」ではなく、カタカナ表記で「ルキンフォー」なのって、本当にスピッツっぽいですよね。
ここで言う「君」って誰?「君につなげたい」って。
スピッツというバンドの曲折を描いていると考えると、間違いなく、「君」は「すべてのファン」一択でしょうね。
「ルキンフォー」は自分自身を鼓舞しながら、聴き手全員への応援歌のようにも見える。さらにはファンへのラブソングでもある。
とっても大切な曲。
アルバム「さざなみCD」の5曲目。
デコボコの道、一緒に歩いていきたい。
2022年8月16日 トラジロウ