【GIGAスクール日記4日目】スピーチのスライドを作ろう
タブレットやPCを使って表現するには、文字入力が必須スキルであることは言うまでもありません。これは機をみてというか日常的にきたえていってあげないといけないのですが、タイピングスキルの成熟を待っていては何も活動できません。
そこで今回は、比較的文字入力の少ないスライドを作成し、画面に映しながらスピーチするという課題を設定しました。
問い→答え
まずは問いとその答えになるものを考えます。テーマは自分の興味のあるものでかまいません。今回は、
問い「カレーライスはどうやって生まれたの?」
答え「インド→イギリス→日本と伝わって、今のカレーライスの形になった」
とします。
スライドの文字は必要最低限
問いと答えをもとにスライドを作ります。PowerPointやGoogleスライドでも作れますが、自分の学校がミライシードなので、その画面で話を進めます。
ここで伝えたいのは、打ち込む文字は必要最低限ということです。文字ばかりだらだら続くスライドは見ていて楽しくありません。それにタイピングスキルが未熟でもできる活動として位置づけているので、ばりばり書かせるのは本末転倒。
それで伝わるのか?
「でもそれで伝わるのか?」という不安があるのもわかります。確かにスライドを見ただけでは「たぶんこういうことを言いたいのか?」程度しか伝わらないと思います。
しかしそれが逆に聞き手に注意を向けさせることになります。「どういうことだろう」「何が言いたいんだろう」という感情が聞き手に生まれれば、成功です。その答え合わせをするためにスピーチを聴こうとします。
そうです。この課題は「スピーチの」スライドを作っているので、伝えたいことはしゃべりで伝えます。スライドはあくまでその補助をするもの。その意識を忘れないようにしましょう。
視覚情報をふんだんに盛り込め
文字+イメージもスライドづくりに大切な要素です。
文字だけのスライドよりも写真やイラストがある方が見る方も引き込まれやすいです。そういったことも伝えていきたいですね。
しかしまだ操作に不慣れなうちは、文字を打つだけでも大変かと思います。そういうときは、初回は文字だけのスライドを作り、文字装飾や背景の変更を学ぶ。
2回目のスピーチのときにイラストの入れ方を学ぶ、というように数回に分けて発展させていっても全然かまいません。「問い→答え」のセット数も増やしていってもいいですね。
教科横断的に使える
一度このスライドづくりを経験すると、いろんなところで活用できます。特に社会科や国語科では、自らの問いをもとに学習を進めることがよくあります。
そして、調べたことを全体で共有するのにスライドを用いることができます。私の学級では多用しています。保護者参観でも使いました。
ぜひおためしあれ。