短篇小説を愉しむ文芸誌『吟醸掌篇』vol.4 刊行いたします
栗林佐知(けいこう舎編集人、経理・広告・雑用係)
皆さまこんにちは。
編集工房けいこう舎です。
いまさらながら、改めて自己紹介させていただきます。
この「編集工房けいこう舎」は、小説家発の小さな版元です。
『吟醸掌篇』という文芸誌を出すために、2016年、編集人がパート代をちまちまためて立ち上げられました。
で、『吟醸掌篇』とは何かといいますと……
「上質でおもしろい短篇小説の文芸誌をつくりたい!
同人誌じゃなく、プロフェッショナルな!
やさしい友達に売りつけるんじゃなく、読者が楽しみに買ってくれるような!
激安だけどギャラの発生する!
秀逸なコラムも載ってて、ちゃんとしたさし絵も入った!
すごくきれいな文芸誌!」
……と志して、とある「注文のない小説家」が、毎月小銭を貯めて、知り合いの小説家をさそい、2016年に創刊したものです。
とかく小説家は(自分も含め)己のことばかり考え、他人をねたんだりうらんだり、ひとと比べて自分で自分をばかにしたり、酒びたりになったり廃人になったりしがちですが、
「同業者と、椅子取りゲームのライバルじゃなく、よい舞台をつくる仲間になりたい」
そんな思いが根っこにあったりして、「吟醸掌篇」は始まりました。
いつも、優れた書き手、描き手、翻訳家、装幀デザイナーの山﨑まどかさん、藤原印刷さんはじめ、みなさまのお助けで、いつもなんとか作りあげています。
vol.3が発行できたのが、2019年の5月。
この6月23日、ようやくvol.4が発行できる運びとなりました!
どんな内容かといいますと、↓こんな感じです。
おもしろく読み応えのある新作短篇(なかむらあゆみ・志賀泉・松本薫・片島麦子・藤本紘士・栗林佐知)はもちろん、
才能あふれる武藤玲さんの詩と版画、
初登場の翻訳もの(20世紀初頭の米女性作家、スーザン・グラスペル/まえだようこ訳)、
それに、
「絶望名人カフカ」で人気の頭木弘樹先生による、短篇を3種類に分けて考察した「短篇礼賛」、
するどい切り口で海外の短編作家を紹介してくれる、空知たゆたささんのコラムは、イタリアの幻想小説家、ディーノ・ブッツァーティ、
人気の斎藤真理子さん、寺田和代さんはじめ、「在日作家列伝」でお世話になっている林浩治さん、吟醸掌篇デビューの文学コラムニスト、踏さんによる「去年の読書から 私の短篇ベスト3」など、
秀逸なコラムも最高に魅力的です!
挿絵(木村千穂・とどろきみゆき・有冨禎子・三堂懐古・奥津直道・八木橋幸子)もすてきで、装幀・装画(山﨑まどかさんによる「にゃざいおさむ」)も最高です!
ご購入は……
Amazonでご購入いただけます。
また……
すてきな書店様でお買い求めいただけますと、「にゃざいおさむ」(山﨑まどかさん画)の絵はがきが、ついてきます!
●タカラ~ムの本棚 オンライン
→間借り書店「せんぱくbookbase」(千葉・松戸)
→間借り書店「Bookshop Traveller」(東京・下北沢)
vol.3もございます!(絵はがき付)
●忘日舎 オンライン
品薄のvol.2 vol.3もご購入いただけます!(sold out御礼)
→お店は西荻窪(2024年3月閉店;;)
●本屋 lighthouse オンライン
→お店は千葉・幕張!
●キャッツミャウブックス(世田谷・太子堂)
●双子のライオン堂(港区・赤坂)
●古書ますく堂(大阪・阿倍野区)
vol.3(絵はがき付)もございます!
●汽水空港(鳥取県・湯梨町)
店内にvol.2 vol.3もあるそうです(オンライン準備中)
●蟲文庫(岡山県・倉敷市)
『わたしの小さな古本屋』『コケのすきまぐらし』の!
●ハイツくろねこ (北九州市)
すてきなネコ雑貨がいっぱい。
●Book with Sofa Butterfly Effect(長崎市)見晴らしがよい~
●本のあるところajiro(福岡市) 書誌侃侃房さんのすてきなお店
●小声書房 (埼玉・北本市)sold out 予約ありがとうございました!
どうか弊誌をお手にとられ、愉しんでいただけたらほんとうにうれしいです。