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エンターテイメントとは

おはようございます、ホテル生活が始まったので「海外旅行から帰ってきてコロナ隔離された人」を演じて一人で楽しんでいるとらです。

二日前(3月22日)からホテルのインターンに来ています。
今日で三日目(3月24日)になるのですが、この三日間でエンターテイメントについて考える機会が多かったので、それを共有したいと思います。
どこまで話して大丈夫かわからないのでホテル名は伏せます。

エンターテイメントの定義

皆さんはエンターテイメントと聞いて何を思い浮かべますか?
パッと思いつくのは、「ディズニーランド」「LIVE」「Netflix」とかでしょうか。
僕にとってのエンターテイメントの定義は、

無くてもいいけど、あれば私たちをポジティブに満たしてくれるもの

と考えています。
先に出した例は「楽しさ」、「興奮」や「面白さ」を提供してくれています。これがホラー映画だったとしても、好きで見ている人にとって恐怖という名の興奮を与えて幸せな気持ちで満たされていると思います。知らんけど。
で、話はホテルに戻るのですが、ホテルはエンターテイメントの連続で考えることが多いので、気づきを共有します。

非日常空間のエンターテイメント

ホテルに泊まるということは大体、「旅行」の付随品です。
多くの方は何ヶ月に一度、場合によっては何年に一度かの間隔で訪れ、日常とかけ離れた「非日常」を体験します。

実際に働いてみて分かったことは、非日常は「エンターテインメントの連続」であるということ。
全体の雰囲気や部屋、温泉はもちろんのこと、エレベーターや受付のフロントまで見えるもの全てに楽しめるものがないといけません。

ディズニーランドで言うと「隠れミッキー」です。
あれがあると、アトラクションからアトラクションまでの道のりも楽しめることができて、一番楽しくない時間である移動を飽きさせません。
(建物の大きさや派手さだけでも十分歩くだけで楽しいですよね)

話はホテルに戻ります。
このホテルは空間自体は素晴らしく、楽しめる要素が数多く散らばっています。入ってすぐに面白い要素だなぁと思ったのは「入館時に靴を脱ぐ」ことで、ここの宿泊者は裸足、靴下で館内を生活します。
旅館などは靴を脱ぐかもしれませんが、「THE・和風」と言うわけでもなければ、威厳性や高級感ある「THE・洋風」と言うわけでもない、独自のブランドが定着していて他と差別化が図れそうです。
このような要素が多くあるので、これをどう活かしていくか提案することが僕の仕事です。

不満を遊び心で解消

このホテルは横長になっていて、エレベーターを降りたところから、一番端にある温泉までの距離が長いんです。
壁には絵や街の歴史のパネルなど貼ってありますが、あまり見る人はいません。
長い廊下で喜ぶのは、走り回れる小さな子供だけです。
歩くのが大変な高齢者の方にとっては長い道のりで、不満の声がチラホラ聞こえてきます。
(ちなみに、20歳の僕も全力で走り回ります。)

社長も課題と感じていたらしく、何か良い案ない?と言われ考えてみました。
お金をかければ、見て楽しいものはすぐに作れますが、なんせコストが高くつく。お金がかからず、道のりを楽しめる隠れミッキー的なものが求められています。

旅行客を大雑把に分けてみると、このホテルには中々、一人で来る人がいません。ほとんどが夫婦や家族、カップルといったコンビや家族連れが多いです。
彼らが道のりで話題となるものを増やすこと、クスッと笑えることを考えた時に一つ思いつきました。

廊下に足つぼマットをひけばいいのではないか?

先に述べた通り、このホテルは裸足で館内を移動します。また、独自のブランドあるので和風洋風に囚われず、動くことができます。
子供が走り回って他のお客さんに迷惑をかけるなら、あえて歩かせる。
足つぼは痛いのにやってみる人が多いので、痛がる顔を家族、彼氏彼女、周りの人が面白がる要素になるのではないかと考えました。

早速提案したところ、面白い!と言ってもらえて、実行に移してもらえそうです。
「まずはやってみよう!精神」を持っているホテルでとても助かっています。

何か進展があればまた共有しまーす
最後まで読んでいただき、ありがとうございました〜
良い1日を!

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