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「サウンドオブフリーダム」世界で起きていることを自分ごとに。

「サウンド・オブ・フリーダム」というアメリカの映画を観てきました。

これは、実話を元にしたストーリー。

扱っているテーマは「子どもの人身売買」です。

いやもう、これだけで「重そうな映画だな」「観たくない」って普通思いますよね💦

しかも「人身売買」と言っても、平和な日本では正直ピンとこないと思う。


ちょっと話が変わるのですが、

豊臣秀吉の「バテレン追放令」って覚えてますか?

私はもともと全く歴史に興味がなかったのもあり、

「踏み絵とか、なぜかキリシタンに厳しかったよね」

「鎖国までするとかやり過ぎだよね」

くらいにしか覚えてなかったんですよね😅

でも最近、たまたまあの時代のことを調べることがあって、秀吉がキリシタンを追放した理由の1つが、

「南蛮船によって日本人が海外に売られている」

という衝撃的な事実を知ってしまったからなんだそうです。

なんと、当時5万人ほどの日本の貧しい少年少女が、西欧人の奴隷として売り飛ばされていたかもしれないと。

行き先は、マカオに駐在していた白人の富裕層だったり、インド、アフリカ、欧州、南米にまで売られていた例もあったとか・・・。

さらに、世界各地で、日本の若い女性が奴隷として働かされているのが目撃されていて、「実際にはこの何倍も売られていたのではないか?」と言われている。

この事実を知った秀吉は、

  • すでに売られてしまった日本人を取り戻せ!

  • 無理なら助けられるものたちだけでも買い戻す!

  • 国内にも人身売買を禁じる法令を出す!

と命じ、強い態度を示してくれたおかげで、奴隷の被害はやがて無くなったそうです。

先人の方達たちのこういった取り締まりがなければ、もっとたくさんの子供達が被害にあって、収拾がつかなくなっていた可能性もあるんだな・・・と思うとゾッとしました。

こういう風に、人身売買ビジネスって、400年以上前からあったことが分かります。

しかも、日本でも起きてたんですよ。

そして、400年も経った現代において、文明の発展とともに無くなったかといえば・・・NOです。

むしろ、「人身売買が、過去最大の、世界的な一大ビジネス」になっていると問題提起するのがこの映画なんです。


👇映画の中で出たデータ

  • 売られている子供は100万人以上

  • 年間1,500億ドル以上(22兆円以上)のビジネス

なぜここまで儲かるかと言えば、

「コカインは1回売ったら終わるけど、人間は何度でも売れるから」

なんです。

子供達は、様々な手段で誘拐され、そして小児性愛者(ペドフィリア)たちに買われ、1日に何回も相手をさせられるからです。

胸元を少し開けた写真、口紅を塗った写真など、少しでも性的に見られるようにブロマイドを取られ、ネット上で売買されたり。

(映画の中では、直接的に子供が被害に遭っている残酷なシーンは描かれないので一応安心して見られます)

でも、最初に助け出された8歳の男の子が、自分の息子と重なって・・・めちゃくちゃ胸が締め付けられました。

この子です(涙)

そして、この映画は「子供達の一番の買い手は、アメリカだ」と主張していることからも、色々なところからの政治的?な圧力で、公開に5年間もかかったそうです。(ますます気になりますよね)

そのせいでなんか変な噂も流されているけれど、私が信頼している人がこの映画をおすすめされていたので「映画館でしっかりみよう」と思って行ってきた。

もともと児童虐待のニュースでさえ観たくない、見れない私。

でも、なんか背中を押されているような気分になり、「現実から目を背けちゃいけないな」と思ったので勇気を出していきました。

結果、見てよかったと思う。

でも、観た後でも、やっぱりそこまで現実味が湧かない・・・のが悔しくもあった。

実際に、日本で行方不明になっている子供たちがたくさんいることを知っても、数字としか見れなくて。


ただね、子供側の気持ちになったら「本来自分を守ってくれるはずの大人が、どうして私たちを傷つけるの?売り物にするの?」って思いますよね。

そもそも「小児性愛者がなんでそんな多いの?」と怒りたくなる。

ほんとーーーに、キモすぎる。


そういえば、私も小さい時に何度か危なかった経験があったんです💦

(こういう話が苦手な方はここで止めておいてください)

幼稚園の時のお泊まり保育的なやつで、夜に布団の中に体操の先生(男)が入ってきたことがありました(多分触られたりまではしてないけど)。

当時から、その先生は友達の中でも変な噂があったように記憶している。

2回目は、幼稚園か小学校低学年の時の話。

児童館的なところで、知らない男の人にトイレ(個室)に連れ込まれて、パンツの中を観察されたり・・・ということがありました。

その時は、「この人何してるんだろ〜」って感じでそこまで怖い思いはなかったんですけど(怖がれ)、後から思うと、「やばっ」って感じですよね。

自分の過去を振り返ると、そういう大人のおもちゃにされることって「普通に身近にあり得るな」って思ったんです。

「人身売買」とか「性奴隷」とか言うと、ちょっと遠い話に聞こえるけど、「気持ち悪い大人から子供を絶対守りたい!!」という気持ちには私でもなれます。

だからと言って、こんな私に何ができるんだろう・・・。

一番は「子供を1人にさせない」ことだと思うし、こうやってnoteで映画のことを発信することで、少しでも問題意識を持ってくれる人が増えたらいいな・・・と微力ながら思いました。


世界は狂ってますよ。本当に。

人身売買だけでなくても、政治も、医療も、食も、何もかもお金とか権力に毒されているって私は思っています。

ネガティブなことはできるだけ考えたくないですし、自分のことだけでも精一杯です。

でも、こういう事実をきちんと知った上で、希望ある未来に向かっていきたいし、みんなが気付けばきっと何かが変わるって信じたい。

と、こんなことをクソ真面目に思ってしまうのも、INFJという気質なのだろうか・・・。笑

もっと書きたいことあったけど、思った以上に長くなってしまったので、今回はここまで😀


ちなみに、映画「サウンドオブフリーダム」は、公式HPから無料鑑賞券(2枚まで)が必ずもらえるキャンペーンをやっているそうです。
(※先に見た人が寄付をしてくれている)

近くに上映館がありそうな人は、ぜひ活用してみてください。

👇予告編です。

おしまい。




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ナカノ@まったりフリーランス🪴
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